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恒河沙  作者: 佐瑠未亜綺
第1部 死者が語る戦争
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入部2

「沼田響香くんと言うんだね、俺は宇津海泰晟うづみ たいせい剣道部の副部長だ。

さっきのは部長の東郷一とうごう はじめ遅刻とかが嫌いだから次からは気をつけたほうがいいよ」


(時行が怖がってんだからマジで気をつけよ)


「まぁ立ち話もなんだしとにかく入りな」


と言って扉を開けてもらい中へ入ると「やぁ!!」「えい!!」と言って木刀どうしで打ち合っていた。

その中をよく見ると魂壊夢子が打ち合っていた。

「彼女は一年の中でも優秀でね、剣技が上達してきたし体力もあるけど基本すぎて何をしたいかがわかりやすいところがダメだね。」


「でもそこが良いところなんじゃないすか」


「君、魂壊くんのことが好きなのかい?」


そんな事をいきなり言われて「えっ!?」と驚いてしまった。


「あっはっはっは、本当なのかいまぁ黙っててあげるよ」


(めんどくさい事になってしまった)


宇津海先輩と話してるとバチィと鳴り小手一本で夢子が勝った。嬉しそうな声で「ありがとうございました」と言う姿に俺は見惚れていた。

すぐにこっちを見て近寄ってきて


「沼田くんも剣道部に入るんですか?」


「いやーそうなんだよ、まぁ一通り説明したから今日は帰っていいよ。さっき魂壊くんが先輩に勝ってたから特別に帰っていいよ。じゃあまた明日」


とそそくさと言って他の部員のとこに行った。

「本当はもっとしたいけど、じゃあ沼田くん付き合ってくれない」


といきなり言われて顔が熱くなってる


「お、おう」


と嬉しさと驚きで変な返事を、してしまった。

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