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恒河沙  作者: 佐瑠未亜綺
第1部 死者が語る戦争
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能力科の授業

『能力科一年の生徒は体育館に集まってください』

とアナウンスが鳴る。

夏休みが明けて8月が終わりを迎える今日から初めて能力科の授業が行われる。

能力科は人々が持つ能力に対して強化や謎を解明して役に立つという名目上で本当は軍人や生産業を手伝う人が入る学科だ。

アナウンスがなり終わって席から立って霊弥を起こしにいくと響香くんと目が合ったので話しかける。

「初めてだね、能力科の授業は」

「そういえばそうだったな、夢子はどんな能力なんだ?」

「私は『刀を生み出す』能力だよ響香くんは?」

「俺は『炎を操る』能力なんだけどあまり使いたくないんだよね」

「それなら私もだよ、刀なんて危ないじゃない」

「それもそうだね」

と会話してたら霊弥がいきなり起きて自慢した

「私は『とんび』だから自由に空を飛べるからね」

「飛ぶだけなら俺もできるけど」

「黙ってて」

と正論を言う響香くんに強く叫ぶ。

そんなことをしてたら予鈴が鳴る。

「急げ!」

と席を立ち走る。まだまだ8月なのに暑くないのだろうかと考えながら追いかけた。


ーー体育館ーー

「では全員集まったな、では授業を始める」

と響くように瀬戸沼先生が喋る。

「まず能力は魔力を消費して使うことは知ってるよな、だが能力は千差万別であり使用者によって使い方が変わるからどうしたら強化できるかを五分間周りで話せ」

(“どうやったら強化できるか”か、使用する程強化されるだけでしょ)

と考えてたら何も考えてないような顔で霊弥が見てくる。

「どうしたの霊弥?」

「私の考えでは使えば使うほど強化していくと思うんだ」

「みんなそう思ってるよ」

と言うと恥ずかしかったのか顔が赤くなった。

「まあ私は常に使ってるから実感があるからね」

となかったかのように振る舞うところをかわいいと思ってしまった。

そして五分が経って先生が説明をする。

「能力を強化するには使い続けていくことだ。そうすれば魔力も増えて能力も強化されて自身も強くなることが証明されている、だから能力の授業は基本使いまくってもらうからな」

という。てことは私はずっと刀を作らなければならないのだろうかと思った。

というか体育館は壊れないのだろうかと思ったが一切壊れたことを聞いたことがない。

この学校の謎がまた増えた。

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