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恒河沙  作者: 佐瑠未亜綺
第1部 死者が語る戦争
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夏休み

あれから数ヶ月が経って夏休みの頃に戦争が始まった。満州国関係による中国との戦争らしい。

今のところこの学校全体からの招集はないとのこと(当たり前なんだけど)

だが東郷先輩と宇津海先輩は状況によっては参戦するとのことを理事長から聞いた。

「そういえば貴方は東郷先輩が戦争に行くかも知れないから嬉しそうにすると思ってたのだけど」

とたまたま一緒に休憩となった和田に聞くと驚いた表情で

「そんなわけねーよ、俺は先輩に憧れて剣道を始めたから行くとなったら悲しいよ」

「きっかけは聞いたけど罰を食らって恨んでそうだなと思ってたから」

「魂壊はたまに酷いこと言うよな」

「そうかしら」

(いつもぶっ倒れる寸前まで走らされて、試合で毎回一撃で倒されているのに)

何で恨まないのか疑問だ。

「そういえば夏休みは補習にならなかったのよね、霊弥から聞いたわよ」

「流石にな、夏休みは無駄にはできないからな」

(だったら、いつも頑張ればいいのに)

と思ったが出来る訳が無いので言わなかった。

そんな事を話してたら休憩が終わりそうになったので練習に戻った。

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