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恒河沙  作者: 佐瑠未亜綺
第1部 死者が語る戦争
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病院

目が覚めると知らない天井を見ていた。

多分病院に連れてってくれたんだろうと考えているとドアが開いた。白衣を着た左右の目の色が違う黄色の短髪の男性が現れる。


「やっと起きたのか、安心していいよ。完治したから明日には歩けると思う」


「えっ早くないですか、もしかして数日寝てました?」


と不思議そうな顔をして答えてくれた。


「いや三時間程寝てただけだよ、あのバカがいきなり押しかけて来たと思ったら君を連れててね。それで治したって訳」


「ありがとうございます、ところでここはどこですか?」


「ここは伊勢総合病院の一室だよ」


それを聞いて頭が跳ね起きた。

私立伊勢総合病院はこの国一番の病院だが医療費が高すぎる事で噂のだからだ。

医療費について考えていたら微笑んで教えてくれた。


「大丈夫だよ、請求はバカ理事長が払うから気にしなくていいよ。それに親御さんにも伝えてあるから」


それを聞いてホッとした。そういえば聞かないといけないことが


「あのお名前を伺ってもよろしいでしょうか」


「私の名前は伊勢永人いせえいと、ここの副院長兼黒川学園の緊急医師を勤めている」


とんでもない事を聞いて時が止まったかと思った。一生会えないような人に出会った。


その後に理事長が来て謝ってきたのは覚えているが今日はとんでもない1日を過ごしたのだった

流石にこの世界は3時間で完治することは不可能に近いです。

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