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恒河沙  作者: 佐瑠未亜綺
第1部 死者が語る戦争
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独仏戦争2

『そこで何をしている』


と後ろから銃を持った兵隊が声を掛けてきたが全く動じない理事長は会話をしだした。


『この言語で合ってる?』

『あぁ、合ってる』

『国から命令は聞いてないのか?』

『黒髪の男二人は殺すなと聞いたが』」

不敵に笑い

『だが、日本人と聞いてないからなぁ。とりあえず死ね』


とフランス語で喋っていた軍人と理事長の会話は何もわからなかったが後ろの兵隊が銃を構えた。恐らく戦争になる。


「沼田避けろ!」


と理事長が叫んで反射的に動いたが左肩、両足の腿と横腹に撃たれた。


「うあぁぁぁ!!」


撃たれた場所を抑えるが血がドクドクと流れる


(痛い痛い痛い、血が止まらん)


抗おうと立とうとしたが敵を二人ほど斬った理事長が優しく言った。


「少し寝ておけ、私が片付ける」


それを聞いて安心したのか、死にかけているのか分からないが眠ってしまった。

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