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恒河沙  作者: 佐瑠未亜綺
第1部 死者が語る戦争
103/111

夜はまだ明けない

燃え上がった火は山を焼けても心には燃え移らなかった


(こいつっ!まっじで殺りにくい)


と刀を振るうが避けるか刃物で受け止め、投げたり突き飛ばす柔術と柔道の合わせ技により自らの土俵に持ち込めずに10分も経過した


「刀捌きが単調になってきてるな、そろそろ締めるか」


響香の動きを見続け型にはめる持久戦の殺り方が猿助の十八番であるが殺すには一歩足らずの戦いにより時間は過ぎていった


((出力を上げれば勝てるが命に関わる)とか思ってんだろうな、そうなるようにして反撃するのもこっちのやり方なんだよ)


正直に言うと強さと出力は響香が上であるが猿助の強みは常に変わらない魔力出力によるパフォーマンスが持久戦によって猿助の精神的余裕を生み出した

それこそが敗因ともいえる


ズサリと刺さる刃物は反対からも刀身を見せ、抜いた瞬間に溢れて地面を濡らして膝から崩れ落ちる

一瞬の動きは二人の理解の範疇にはおらず、10分による長い戦闘はどちらも集中していたが後ろからの石川の暗器には気づかなかった


「そういうことか石川ぁぁ!!」


と叫ぶが口から溢れる血に気道は置いていかれ苦しみながら顔を伏せた


「お疲れ様、響香くん」


「来るならさっさと来いよ、火の手も上がりまくってるぞ」


「ふせろ!!響香ぁぁ!!」


と腹話術にしてはデカい声が響香の後ろから聞こえてくるが、それより前から体を伏せていたことで首が飛ぶことがなかった。


突発的な無意識の回避は死線を経験して生まれた僅かな子種だが、米粒より小さい奇跡が起こしたことで背後の斬撃を避けるが目の前にある石川には直撃するが血が流れることはなく塵と化した


(これこそどういうことだよ、何が起こった)


「危なかったよ、危うく君が死ぬことになったね響香くん」


と真上にいる声をかけてきた奴を回し蹴りで追い払うがこいつも塵と化した。それと同時に近くに来た石川から距離を話す


「落ち着け響香くん、僕は護右衛門だよ」


と言って鼻を摘む。少し前に決めてた合図の一つである里長の登場を表している


「さっきのが里長か」


「あぁ、あれは能力である分身の一つだが警戒すべきはs


「“三体しか無理である”だろ石川家の長男の石川護右衛門くん」


と得意げに話す桃色の髪に低い声の般若を被る男が二人の間にいきなり現れ言葉を続ける


「残念賞だね石川くん、二人を置いて殺しにくるのはいいけど攻めてあと二、三人いないと戦闘にはならないだろ、だから猿助くんには死んでもらったけど...君はいいかな」


と言って近づいたと思ったらいつのまにか後ろにいて、石川はクナイによって喉仏を刺されて呼吸ができず倒れ、深々と刺さって目の前で二人も死んだ


「悲しくないのかな?仲間だろ〜」


「それをそのまま返してやるよ」


「僕は嬉しいけどね。やっと僕の天下がここにきて来るのだから。そんなことは置いておいて夢子ちゃんを連れて帰りたいから来たのだろうが彼女は10分もあればここに着くよ、それまでに殺せるといいですね」


と他人事のようにいいながら3人に分身し、ギリ見えない速度で近づかれて胸を裂かれた。

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