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孤独のリュウト3

時が経つのって早いなぁ…(遠い目)

 二日後、俺たちはまたダンジョンに入った。早く目標のレベルまで上げて塔に戻りたい。


「じゃあ10階のボスにいきマスか」


 今日はボス戦からだ。まあここのボスはゴブリンって聞くから大丈夫だろう。


「どうやらここのボスゴブリンは普通のより強いみたいですので気を付けてくださいね?」


「そうなんだ。でもゴブリンだしな~」


 ゴブリン相手に苦戦することはないだろうとリュウトは思っていた。




中に入るとすぐ魔物が現れた。ボスゴブリンに普通のゴブリンが3体か…。


「じゃあ私とシンスがゴブリンを倒してくるのでその間ボスゴブリンの相手をよろしく!気を付けてくださいね!」


 メラがそう言い残してゴブリン達の方に向かった。それを見たボスゴブリンがメラ達を攻撃しようとしたので慌てて攻撃中断を発動させる。


「やらせるか!お前の相手は俺がするんだよ!」


 攻撃を中断してすぐさま片手剣で斬りかかりにいく。


 しかしその攻撃はボスゴブリンが右手に持っている武器、棍棒で思いっきりはじかれた。


「うわっ!」


 予想以上の力に驚くリュウト。しかしすぐさま態勢を整えてボスゴブリンに向けて突進していく。

力は強いが、動きはそれほど速くはないと感じたリュウトは、


「ハイスピード・スライサー!」


 一瞬でボスゴブリンの懐に潜り込み、下から思いっきり剣を振り上げてボスゴブリンの体を全力で斬った。苦痛の声が漏れたがすぐにボスゴブリンは真下にいるリュウトめがけて怒号とともに棍棒を振り下ろす。


攻撃中断アタック・キャンセル!」


 懐に飛び込んだリュウトはここでもっとダメージを与えておくべきだと判断した。そして攻撃を中断させ、動きの止まったボスゴブリンの右腕を切り裂いた。攻撃後すぐにボスゴブリンと距離をとる。


 攻撃中断は凄く有用なスキルだがSP消費が激しく、今のところSP満タン時で5回しか使えない。

すでに2回使い、さらにハイスピード・スライサーまで発動したので残りのSPは大体半分くらいだ。まあスペシャルスキルはどの技も普通のスキルよりSPを使う。


「ここからは盾も使うか。攻撃中断はあと2回しかできないし、ほかのスキルも使うならもう発動できないかもしれないな」

 

 左手に盾、右手に片手剣を構えボスゴブリンがこっちに来るのを待つ。攻撃を盾で防ぎつつ、片手剣で攻撃をしていくつもりだ。


予想通りボスゴブリンはリュウトめがけて棍棒を振り回しながら走ってくる。


「くらうか!」


ボスゴブリンの攻撃を盾で受け止める。だが、棍棒は止まらなかった。


「な、なに!?」


ボスゴブリンの力が強く、盾では防ぎきれなかったのだ。そのまま棍棒は盾を弾き飛ばし、リュウトの左肩に衝突する。


「ぐっ!」


左肩に当たったと同時にリュウトは右に転がり距離をとる。そして自身のHPを見てみた。HPは2割くらい一気に減っていた。


「今のは結構効いたな…。まさか盾で防げないなんて…」


実はこのボスゴブリンのレベルは9。ホルンの塔の魔物は大体、10階上がるごとに1あがるようになっていて、1階がLv3なのでLv9は61~70階あたりの強さなのだ。


リュウトはHPから目を離し、立ち上がって再び片手剣と盾を構える。


ボスゴブリンが再びリュウトに接近してくる。そして棍棒を降り下ろす。


「仕方ない。リフレクション・プロテクト!」


盾スキル技を発動させる。盾を薄いシールドが覆い、そこに棍棒が当たる。すると、その棍棒をはじき返した。


その出来事に驚いたボスゴブリンの隙をついて攻撃してHPを削る。


「よし。そろそろHPがいい感じに減ってきたな。…しかしこれで再生リバイスなんて起きたらとてもじゃないが勝てないよな…。起きないでくれよ!」


死亡フラグを建てながらリュウトはボスゴブリンから距離をとる。そこへゴブリンを倒した二人が横に並ぶ。


「倒してきましたよリュウトさん!後ろから援護しますので二人は突っ込んでください!」


「了解!」「りょうかいデス!」


二人同時に駆け出して左右からボスゴブリンに迫る。


ボスゴブリンはどっちを攻撃しようか一瞬迷ったが、いままで戦っていた俺を狙って棍棒を振り下ろそうと持ち上げる。


「アクア・シュート!」


棍棒を狙って正確にメラが狙い撃つ。振り下ろそうとしていた武器が攻撃され後ろによろめくボスゴブリン。


「そこデス!スラッシュ!」


先に懐に迫ったシンスが腹を思い切り切り裂く。この攻撃が大ダメージを与え、ボスゴブリンのHPは残りわずか。


「とどめだ!」


リュウトがボスゴブリンに飛び込み、わき腹に片手剣を力の限り突き刺す。


最後にボスゴブリンは断末魔の声を上げ、カードとなった。




「おっ、レベルアップだな」

ボスゴブリンを倒したおかげでリュウトはレベルが上がったみたいだ。


リュウトLv6→Lv7

所有スキル

《片手剣使いLv5》

《盾Lv3》

《槍使いLv2》

《回避Lv2》

《斧使いLv1》

《弓使いLv1》

《両手剣使いLv1》

スペシャルスキル

《行動中断Lv3》

《シンクロLv1》



「今回はスキルは何も上がらなかったな…。まあそんな簡単には上がらないか」


「私たちもレベルアップしましたヨ」


どうやら二人も上がったらしい。これでとりあえず塔に戻るか。あと1レベルはきつそうだし。


「よし。これであとは20階までいって終わりだな」


「そうですね。意外とボスゴブリンは強かったですガ、あとはボスは出てきませんしネ」


「とっとと20階まで登って帰りましょうか。上がる前にしっかり回復させますよ~」


ボスゴブリンにやられた肩の痛みが一気に消えたな。まあ戦闘に影響ないくらいのものだったからすぐ治ったのか。




そして回復を終えた3人は階段を上っていく。20階に突然現れる敵のことなど考えもせずに……。

なんと11月14日で1年たつんですよこの小説。

なので11月14日は連続で2、3話投稿する予定です!!(成功確率10%未満)

…できたらいいなぁ。ってか11月14日は修学旅行で日本にいないし。

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