ホルンの塔攻略編 30階②
「いくぞ!ハイスピード・スライサー!」
高速で近づき、今度は全力で切り裂いた。しかしHPはそこまで削れていなかった。やはり俺には力が足りないな!
「ホーミング・アーチャー!」
マリネも矢を放って攻撃する。でもまだ半分まで結構あるな。ってゆーかまだほとんど減ってないし……。
その後も攻撃をするが、しかしなかなか防御力が高くHPがほとんど減らない。
「もっと攻撃力があればっ!!」
ボススウィフトバットの翼攻撃を片手剣で必死にはじきながら考える。
「そういえば……リュウから金の片手剣をもらっていたような……。あれを装備すれば強くなるよな!」
一気に距離を離し、急いで武器を金の片手剣に取り換える。
「重いな…。でも力が湧いてくる感じがするぞ!」
初めて持った金の片手剣はずっしりと重かった。ステータスを見ると筋力が+20もされていた。
「これなら大ダメージを与えられる!ハイスピード・スライサー!」
高速でボススウィフトバットに近づき全力で剣を振る。重かった分狙いはあまりつけられなかったので翼には当たらず胴を斬り裂いた。
「おおっ!さすが金の片手剣!」
さっきまでとは違い、大幅にボススウィフトバットのHPを削った。半分を切った!
「シュウトさんそれくらいで十分です!あとはあいつの動きを止めてください!」
マリネが叫ぶ。了解!
俺は武器を金の片手剣から銅の短剣と銅の盾に武器をチェンジした。
そしてボススウィフトバットの翼攻撃を盾で防御し、
「パラライズ・カット!」
短剣使いスキル技を発動して攻撃した。しかし、ボススウィフトバットの動きは変わらず麻痺にはならなかった。
「くそっ!パラライズ・カット!」
再びボススウィフトバットの攻撃を盾で防ぎ、短剣使いスキル技を発動させ攻撃する。
「よし!」
ボススウィフトバットの動きが止まり、地面に墜落した。どうやら麻痺の影響でまともに飛べなくなってるらしい。必死に身をよじったりしているが動けない。
「動きが止まったぞマリネ!」
「分かっています。ディフェンス・リリース!」
初めて聞くスキル技とともに矢を放つマリネ。矢は普通よりゆっくり飛んでいき、ボススウィフトバットに刺さる。その瞬間、ボススウィフトバットのHPが一気になくなり、カードになった。
「ふう。やっと終わったな。でも今度は《再生》が起きなかったな」
マリネがカードを拾いこっちにやってきた。
「そうですね。ちょうど向こうも終わったようです」
マリネが入れさせてもらったパーティの人たちのほうを見る。俺もつられて見ると、ちょうど最後の1体を倒したところだった。
「マリネの言った通りだったな」
「そうですね。でも、もしかしたら今回だけたまたま起きなかったのかもしれません」
そういえば毎回起こるとは言われてないな。結構起こるって言われたな。
「まあ起きなかったんだからいいじゃないか。早く31階に行って出よう」
「……そうですね。早く出ましょう」
パーティのリーダーにお礼を言って、31階に行ってから俺たちは帰った。
「あら、頭いいじゃない。もっと改良しないとダメねえ」
その声は誰に届くことなく闇に消えていった…………
「それじゃあここでさよならです。ちょっとの間でしたけど楽しかったですよ」
「ああ。俺もいろいろ振り回されたけど、それ以上マリネに助けられた。ありがとな。楽しかったよ」
ホルンの町に戻ってパーティの解散をした後、別れの挨拶をした。
「まあまた会えますよ。これから私は町なんかほとんど戻らずずっと上りますので会えないかと思います。でも次の町では確実に会えます。それじゃあ次の町で戦いましょう!!」
「ああ!!またな!!」
手を振ってマリネと別れた。
「……あれ?最後なんか変なこと言ってなかったか?まあいいか」
深くは考えず俺は宿に戻った。
「今日はたくさん戦ったもんな。すごく疲れた。でもまた明日今度はリュウとメイサとダンジョンに行くんだよなあ~。大丈夫かな?」
明日のことを考えているとすぐに眠くなったので俺はすぐさまベッドに入り、深く眠った。
スキル技説明。
ディフェンス・リリース…《弓使い》Lv4スキル技。相手の防御力に関係なくダメージを与えることができる。




