森型ダンジョン突破?
「さて、二人で10階のボスを倒すか!」
「二人だといけませんよ。」
「そうだった…。」
そうなのだ。ボスは強いため必ず3人以上じゃないと挑めないようになっている。
どうしよう?この前11階に行っておくべきだったな…。
「おや。シュウトとメイサじゃないか。どうしたんだ?」
この声は…。
「ありがとうございます。リベリアさん、ルーク。」
「依頼のついでだ。心配するな。」
「困ったときはお互い様ですよ。」
俺たちはリベリアさんとルーク、そしてリベリアさんのパーティメンバーのミューラさんとダルストさんを合わせた六人でボスを倒した。といってもリベリアさんが瞬殺しました。リベリアさんたちはボスの素材がほしかったらしいので、ちょうどよかったらしい。
「それじゃあまた会おう。」
「失礼しました。」
リベリアさんとルークはダンジョンを出て行った。
「よし。俺たちも先に行こう。」
「はい。急ぎましょう。」
俺たちは出てくる敵をなぎ倒しながら階を上って行った。
「おっ。やっとレベルが上がったぞ。」
19階で敵を倒した後、目の前にレベルアップの文字がでた。ステータスを確認してみると、
シュウト ヒューマン Lv4→Lv5
所有スキル
《片手剣使いLv4》
《回避Lv3》
《索敵Lv2》
《隠密Lv1》
new!《打撃Lv1》
スペシャルスキル
《短剣使いLv2》
new!《シンクロLv1》
20TP獲得!
新しいスキルを手に入れたな。なんだこれ?
いや、とりあえずTPを振るか。今は30TPある。打撃でも上げてみるか。
《打撃Lv1→Lv2》
《打撃Lv2スキル技、ストライク・ポイントを覚えた!》
「もしかして、この《打撃》ってリュウトを殴ったからか?」
そして、残ったTPで短剣使いを上げた。
《短剣使いLv2→Lv3》
《短剣使いLv3スキル技、パラライズ・カットを覚えた!》
「今度は麻痺にするスキル技か。これなら盗賊に使っても問題はなさそうだな。」
しかし、問題は《シンクロ》だ。なぜスペシャルスキルなのか?どんなものなのかもわからない。上げるのは後でいいだろう。
「シュウトさん。私もレベルアップしました。ですが、スキルには変化ありませんでした。」
メイサも上がったのか。これで目的は達成したな。
「じゃあ最上階に行ってダンジョンを突破しよう。」
「そうですね。最上階にはボスも出てきませんし。」
森型ダンジョンは最上階が20階だ。そして最上階には最終ボス的なのがいないようになっている。ボスがいるような広い部屋の何もない階なのだ。なんか寂しいよな。
20階に上がるとやはり何もなかった。
「やっぱり何もないか。」
「ほんとに何もないですね。」
そんなことを二人で言っていると、突然、部屋の奥が歪み、何かが出てきた。
「グルァ!!」
そいつはライオンのような姿をしていた。しかし、微妙にライオンとは違った。ライオンより凶暴な感じだ。
「なんだこいつは!?ボスはいないんじゃなかったのか!?」
「私もわかりません!」
メイサもわからないようだ。それなら仕方ない。
メイサに尋ねていたら、突然、ライオンみたいなやつが俺に向かって突進してきた。
「倒すしかないのか!メイサ行くぞ!」
「了解です!」
メイサと離れ、ライオンもどきをメイサから離す。ライオンもどきは俺に狙いを定めてたらしくそのまま俺を狙ってきた。スピードはそれほど速くない。足を見たらライオンとは思えない細さだった。てゆーかあれライオンの足なのか?と疑うくらい変だった。
そんなことを考えていたら結構離れていた距離がすごく縮まっていた。
「やばい!とりあえずシャモアみたいに木を使ってみるか。」
木の陰に隠れた。しかし、ライオンもどきは一度木に衝突した後、続けて木にぶつかり木をへし折った。
「木、もうちょっとしっかりしてくれよ!ハイスピード・スライサー!」
高速でライオンもどきを切り裂く予定だったのだが、ライオンもどきはその攻撃を横に動いてかわした。
「ウィンド・シュート!」
メイサが魔法を放った。が、それすらもライオンもどきは後ろに跳び、回避した。
「こいつに遠距離からは効かないのか…。なら接近戦だ!」
俺はライオンもどきに接近しながら左手に短剣をだして、スキル技を発動させた。
「べノム・カット!」
スキル技はライオンもどきをとらえた。だが、ライオンもどきは気にせず俺にぶつかってきた。
「くっ!」
なんとか片手剣で直撃を防ぐ。それでも攻撃を受けきることはできず、後ろに押され、少しのダメージを負った。
「フレイム・ソード!」
メイサが横からライオンもどきに迫り、魔法を発動させた。
さすがにこの攻撃は避けられず、直撃した。
「グラアッ!」
直撃を受け、声を上げたライオンもどき。
すぐにメイサに向かって頭突きを繰り出した。
それを盾で止めた。
「きゃあ!」
盾で防いだと思っていたが、メイサはそのまま押され、尻餅をついてしまった。
「メイサ、下がれ!」
メイサを守るため、ライオンもどきに攻撃をして意識をこちらに向けさせる。
「べノム・カット!」
どうやら毒になったみたいで、うめき声をあげていた。HPを見てみたとき、俺は驚いた。
「何でないんだ!?」
いつもなら表示されるはずのレベルが存在しなかった。これはどういうことなんだ?次から次へとわからないことが起き続けているな。
スキル技説明。
ストライク・ポイント…相手の急所を正確に突く。相手は少しの間動けなくなる。
パラライズ・カット…相手を短剣で斬りつけ、麻痺状態にする。(確率で)




