リュウトと一緒にダンジョンへ3
大量発生したという場所に着いた。見ると普通にゴブリンが数体の集団で道を横切っていた。
そのゴブリンたちについていくと、
「…なんというか、すごいな。」
「まさに大量発生ですね。」
あちこちにゴブリンがいた。決してこの前リベリアさんたちと倒したようなまとまりはないのだが、とにかく数が多かった。試しにエリア・サーチをしてみたところ、あたり一面に反応があり、十数体いた。
「どうします?一斉に相手しますか?それとも少しずつ倒していきますか?」
う~ん。一斉に相手しても大丈夫だとおもうんだよなあ。あいつらほとんどLv2だし。Lv3なんて数えるくらいしかいないんだから。
「よし。一斉に倒そう。あの時よりは二人とも強くなっているから大丈夫だよ。」
「分かりました。そうしましょう。」
「じゃあ俺がゴブリンの中に突入して暴れるからここから魔法を撃ちまくってくれ。」
「気を付けてくださいよ。」
「もちろん。大丈夫さ。」
「ハイスピード・スライサー!」
いつものようにスキル技を発動して数体を切り裂く。それだけでゴブリンはカードになった。よし。これならいける!
「ハイスピード・スライサー!」
再び発動させ、数体を切り裂く。しかしその中にはLv3もいてそいつらは残った。
「フレイム・シュート!」
メイサが残っていたLv3のゴブリンを片付けた。
「ふう。これでここにいたやつらは片付いたな。」
「意外と楽でしたね。今ので何体倒したんですか?」
依頼書を見てみた。今ので十五体倒した。残り半分か。
「今ので半分倒したよ。あと半分だ。」
「もうここら辺にはいませんね。もっと奥に行きましょう。」
「りょーかい。」
さらに先に進むと、道の周りにあった木がなくなり草原が広がっているところに出た。
「絶景だねー。」
「そうですねー。」
草原一帯にゴブリンがいた。やばい。超気持ち悪い。草が全く見えない。
「ここはやめようかー。」
「そうしましょー。」
メイサと意見を合わせ回れ右してきた道を引き返した。
元来た道を引き返し、ちょっと道を外れたところにまたゴブリンを見つけた。
「ほんとに大量発生だな。三十体程度狩るだけじゃ意味なくないか?」
「そうですよね。そしたらまた依頼をだすだけじゃないですか?」
さっきのところにざっと五十体はいたからな。リベリアさんだと全体攻撃技を持ってたから全部一撃だろう。その光景も見てみたいな。リベリアさんにあったら言ってみようかな。
「まあとりあえず、ちょくちょく倒して行こう。」
「そうですね。ちょうどさっきみたいなのとまた会えたらいいのですが…」
メイサが言ってすぐに歩くのをやめた。俺も歩くのをやめ、メイサが見ていたところを見るとちょうどさっきの位の集団がいた。
「…運がいいな。」
「…運がいいですよね。」
そのまま俺たちは集団に突っ込み、集団を抹殺した。ちなみに数はちょうど十五体だった。
「ふう。これでちょうど依頼達成か。」
「そうですね。時間的にもちょうどいいでしょう。」
明日はダンジョンに行くからしっかり休まないとな。
「すぐ帰ろう。ゴブリンにあっても無視で。」
「了解です。」
町につき、依頼の達成を報告し、宿に帰った。依頼の報酬は5000ゴールドだった。
「さて、今日は一気にボスまでたおそうぜ!」
ダンジョンの前で会ったリュウトが言った。
「よし。ダンジョンの中へ進もう。」
「そうですね。頑張りましょう。」
「うおーい!二人して無視するなー!」
リュウトを含めた三人でこの間いた階に移動した。
「さあ!オーク出てこいや!」
リュウトが叫んだ。
「静かにしろ。」
腹に拳を食らわす。結構全力で。
「ぐはっ!シュウ、何するんだ…。」
「お前がうるさいからだろ。」
「だからって…殴らなくても…。」
呻いているリュウトを「ちょ、ちょっと…待って…。」無視して先に進む。
先に進むと、オークの集団がいた。三体か。こっちは今ちょうど三人いる。一人グロッキー状態だがいけそうだな。
「よし。二人とも行くぞ。」
「はい。準備はできています。」
「え、まだ痛みが抜けてないんだけど?」
「しるか。HPはちゃんとあるだろう。」
リュウトのHPを見てみると、ほんのちょっと減ったぐらいだ。
「じゃあリュウトは左端を頼む。俺とメイサで残りの二体だ。」
「了解です。」
「ねえお願い。もう少しだけでも待ってくれない?」
「「嫌だ。」」
「おい!!」
「ハイスピード・スライサー!」
オークに近づき切り裂く。後ろからメイサの魔法が発動し、オークにさらにダメージを与える。オークがメイサの魔法を受けてよろめく。その間に振り向き、オークを斬った。
「次に行くぞ!スラッシュ!」
武器を振り上げて俺に攻撃しようとしていたオークにスキル技を浴びせる。攻撃が中断され、動きが止まるオーク。
「ウィンド・シュート!」
メイサが魔法を発動させ、オークを攻撃した。そして俺がとどめを刺した。
「ふう。終わったか。リュウトは?」
「一応こちらも終わったぜ。」
片手剣を床に刺して体重を預けながらなんとか立っているリュウトを見つけた。
「そんなに強く殴ってないだろ?」
「殴られるのは初めてだから慣れてないんだよ。斬られたりはよくあるから大丈夫なんだがな。ん。もう大丈夫そうだ。」
リュウトは普通に歩くようになった。
誤字や言い間違いなどがあったら教えてくださるとありがたいです。




