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another story ~その時のリベリアさん~ part2

「肩慣らしに49階から行こう。」

私はみんなに提案した。

「そうですわね。私は別に関係ないですがリベリアさんがそういうならそうしましょうか。」

「了解だよリベリア。じゃあ49階からだね。」

ダルストは49階を選択した。


「よし。索敵は任せな。フロア・サーチ」

ダルストはスキル技を発動させた。

「右、前といったところの部屋に二体魔物がいるぜ。あとは三体の集団と二体の集団が一つずつあるかな。この階はそのくらいだ。」

「分かった。まずは近くにいるほうを倒そう。私とダルストで一体ずつだ。」

「はいはい。わかったよ。」

ダルストが返事をした。

「分かりましたわ。」

「了解です。」

ミューラとルークも賛成した。

「よし。いくぞ。」


魔物がいるという部屋に着いた。中にいた魔物は、ファロイダケだった。キノコのような魔物だ。攻撃されると毒状態にされてしまう場合があるから注意が必要だ。私とダルストは両手剣、斧をお互い構えた。

「行くぞダルスト。リバース・スラッシュ!」

両手剣スキル技を発動させた。

「速いよリベリア。スイング・アックス!」

ダルストもスキル技を発動させる。

スキル技が終わり、相手のHPを大きく削った。

「ブレス!」

とどめにバハムーンだけのスペシャルスキル技、ブレスを発動させた。ブレスをまともに受け、なすすべもなくそのままカードになる。

「おつかれさまですリベリア様。」

「お疲れ。ダルスト。」

どうやらダルストのほうも倒したらしい。

「次に行こうか。」

「はいよ。次は左、右、前に行った部屋で三体のところだ。」

「分かった。いくぞ。」

そのままこの階にいる魔物を倒したところで、

「リベリアさん。そろそろ50階に行きません?」

結構倒したからもう行っても大丈夫か。

「そうだな。そろそろ行くか。」

「そう来ませんと!ダルスト、早く行きますわよ!」

「お嬢様、お待ちください。」

ダルストとミューラは先に進んでいった。

「全く、気が早いやつだな。」

「そうでございますね。」

私は武器を銀の片手剣と銅の盾に変えて、二人を追いかけた。


ボスの部屋の前で合流した。

「それでは行きますわよ。」

ミューラが扉を開いた。全員で中に入る。

部屋の中心にはボスの魔物がいた。

「あれは…ファロイダケのボスバージョンか?でかいな。」

普通のファロイダケはせいぜい私の身長の半分くらいの大きさだがこの魔物は私の倍くらいの大きさだ。ボスの魔物はみんな大きいわけではないがたまにでかいやつがいる。

「攻撃きますよ!」

ルークの声がした。狙いはダルストだ。手みたいなので殴りつけてくる。

「遅いな。」

ダルストは二歩下がった。ダルストの目の前を相手の拳が通過し、床に直撃した。そこを見てみると、床が融けていた。

「あの攻撃を受けたら危なそうだな。まああんな奴の攻撃なんて当たらないけどな。」

ダルストは余裕そうだ。が、油断は禁物だ。一瞬で危機に陥ることもあるからな。

「ウィンド・アロー!」

ミューラが風魔法を発動した。矢がボスファロイダケに突き刺さる。

「フレイム・アロー!」

ルークも魔法を発動させる。炎の矢がボスファロイダケに突き刺さる。ボスファロイダケはくぐもった声をを上げた。どうやら炎が弱点みたいだ。

「炎が弱点みたいですね。それでは、サラマンダー召喚!」

ミューラがエルフ限定のスペシャル魔法の精霊魔法を発動させた。

火の精霊を召喚させた。トカゲだが。スキルレベルが上がればドラゴンになったりもっと強くかっこよくなるらしいが。いまはまだ膝くらいの大きいトカゲだ。

「サラちゃん!ひのこ!」

サラちゃんと呼ばれたサラマンダーはキキィ!という甲高い声を上げて、口から火を出して、ボスファロイダケに攻撃した。HPを見てみると意外にダメージを与えていた。まあスキルレベルはちゃん上がっているからな。

「リベリア。僕たちも行くよ!」

ダルストがボスファロイダケに向かって行った。私も行かなくてはな。ん?ボスファロイダケの動きが変だな?なんかブレスをやる直前みたいな感じだな。もしや…。

「ダルスト!避けろ!何かをを吐くぞ!」

ファロイダケは口から吐くことなどなかったが、それがこいつも同じだとは限らない。ボスだからな。

私が叫ぶのと同時にボスファロイダケはダルストに向けて私の予想通りに何かの塊を吐いた。よく見ると、それは毒の塊だった。

「大丈夫だ!クイック・ステップ!」

一瞬で横にずれる。危なかった…。しかし、次の瞬間、毒の塊が破裂し、あたり一面に飛び散った。

それはこっちまで飛んできた。

「ブレス!」

スキル技をとっさに発動させ、毒を焼き焦がした。

「ウィンド・ウォール!」

向こうの二人はミューラの風魔法で守られたみたいだ。

「ぐああっ!!」

しかし、ダルストは毒の塊の一番近くにいて破裂した毒が直撃し毒状態になってしまった。結構なダメージも受けている。

「ダルスト!!」

ミューラが、毒に苦しみながら床に倒れているダルストに近づこうとした。が、そんなことを見逃すボスではなかった。走り寄ろうとしていたミューラに殴りかかった。

「クッ!ウィンド・シールド!」

とっさに魔法を発動させて攻撃を防ぐが、突然だったため、まともに防御することができず、魔法を通り抜け、体に直撃し、壁まで吹き飛ばされ、たたきつけられた。


スキル技説明。

フロア・サーチ…今いる階の敵を探す。スキルレベルが上がると魔物の種類もわかる。


スイング・アックス…斧を振り回して攻撃する。


リバース・スラッシュ…下から斬り上げてから、また下に斬りおろす。スラッシュの二回攻撃バージョンみたいなもん。スラッシュとは違い、威力が強いが攻撃を中断できない。


魔法説明。

精霊魔法Lv1サラマンダー…火の精霊のサラマンダーを召喚し、使役する。スキルレベルが上がると精霊も強くなる。


風魔法Lv5ウィンド・ウォール…風の壁を作り出し、身を守る。シールドとは守れる範囲が大きく違う。その分、シールドより防御力はない。


風魔法Lv4ウィンド・アロー…風の矢を作り出し相手に射る。


炎魔法Lv4フレイム・アロー…炎の矢を作り出し、相手に射る。

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