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オークの革を求めて

「ハイスピード・スライサー!」

スキル技を発動する。一度使ってからなんかこのスキル技が好きになったな。結構使ってるし。

オークを切り裂く。すぐにメイサの魔法がオークに向かって行った。

「フレイム・シュート!」

オークに直撃して、オークはカードになった。カードを見てみると、『オークの肉』と書かれていた。

「違ったよ。これは革じゃない。」

「そうですか。では次に行きましょう。」

次の部屋を見ると中には二体のオークがいて、目があった。

「メイサ!オークに見つかった!二体いるから一体は任せた!」

言うなり、すぐ部屋に入り、一体にスキル技を使う。

「スラッシュ!」

ハイスピード・スライサーは消費するSPが多いからスラッシュを選択した。オークは一気にHPを減らし、残りわずかになっていた。前回の集団と戦ったときとは大違いだ。スキルレベルを上げたからか。そのまま普通に剣を振り、オークを倒す。

「フレイム・ソード!」

もう一体はメイサに向かって行ったらしい。メイサのほうは一撃で倒していた。

ちなみに、スタブを持った状態でソードを使うと、手に持っているスタブがソードの形に変わり、炎を纏って攻撃できるのだ。

「お疲れ様。こっちはカードにならなかったよ。」

「こっちもです。どんどん倒しましょう。」

さらに奥へと進んでいった。

出てきた魔物は全部オークだった。五体も倒したが、どれも肉やこん棒を落とすくらいで、革は一つもでなかった。

「全く革が出てこないな。」

「上の階に上がりますか?」

目の前には、上の階へと上がる階段があった。

「上の階のほうがオークも強いと思いますし、その分すぐ革を集められるかもしれませんよ?」

「そうだな。そうするか。」

俺たちは2階へ上がった。


2階も1階と同じような感じだ。どの階もこんな感じか。上がってすぐの部屋にシャモアが一体いた。レベルは2。シャモアはすぐにこちらに気づき、突進してきた。俺はメイサからはなれ、シャモアに近づき、

「スラッシュ!」

突進が当たる寸前にスキル技を発動する。無事に当たって、突進は中断され、その場で止まった。

俺は短剣をだし、

「べノム・カット!」

スキル技を発動した。シャモアは毒状態になった。

「メイサ!魔法を!」

シャモアから離れる。すぐにメイサが魔法を発動した。

「ウィンド・シュート!」

魔法が直撃し、毒で苦しんでいたシャモアはそのままカードになって消えた。カードはシャモアの角だった。

「急だったな。びっくりしたよ。」

「仕方ありません。こういうのもダンジョンならではですよ。」

急に出てくるのは危ないな。そういえば、索敵スキルなんてのもあったな。あとでレベル上げてみるか。たしかTPも少し残ってたと思う。

「これからどうしましょうか。ダンジョンに来てもう結構時間経っていると思います。そろそろ夜かと思いますが。」

時間なんて考えてなかった。そういえばおなかが空いたな。一旦出ようかな?

「今日はもう帰って、また明日朝からくることにする?」

「そのほうがいいと思いますよ。」

俺たちは帰還カードを使い、ダンジョンを出て、宿に帰って夕食を食べた。


「さて、索敵スキルを上げてみるか。」

夕食を食べ、一人になったのでレベルを上げてみることにした。ちなみに今20TPある。

《索敵Lv1→Lv2》

《索敵Lv2スキル技、エリア・サーチを覚えた!》

「これで少しは危険はなくなるかな。明日さっそく試してみよう!」

上機嫌のまま、俺は眠りについた。


「よし!今日中に依頼を達成しよう!」

「そうですね。頑張りましょう!」

起きて朝食を食べてすぐ、意気揚々とダンジョンへと向かった。


昨日と同じように、見張りの人にカードを見せ、入り口に行く。

「昨日の続き2階でいいよね?」

「はい。大丈夫です。」

入り口で2階を選び、入った。


中は昨日と全く同じだった。当たり前か。

「…エリア・サーチ」

小声でスキル技を発動した。ふむ、どうやら近くにはいないらしいな。

「はい?何か言いましたかシュウトさん?」

「あっ、なんでもないよ!気にしないで!」

首をかしげてはいるがそれ以上は追及してこないようだ。メイサに言うのは次のレベルアップの時がいいだろう。だからそれまではほぼ使えないな。効果も自分から少しの距離くらいだからそんなに使わなきゃいけないようなことではないし。

「よ、よし。先に進もう!」

「はい。行きましょう。」

先に進むと、二体のシャモアがいた。レベルは昨日戦ったのと同じレベル2だった。

「よし。二人で一体ずつ倒そう。」

そう言って、二体を倒した。さらに三体を倒したところで一息つくと、メイサが話しかけてきた。

「シュウトさん。この階にはシャモアしかでてこないんじゃありませんか?1階はオークだけでしたし。階ごとに出てくる魔物は決まってるんじゃないですか?」

それは確かに俺も思った。五体全部シャモアだったからこの階にはシャモアしかいないんだろう。

「次の階に行くか。シャモアと戦っても時間の無駄だしな。」

「そうしましょう。」

そして、シャモアとの戦闘はできるだけ避け、3階へと上がった。


「さて。ここには何がいるんだろうな。オークだといいな。」

「そうですね。そのほうが早く依頼を達成できます。」

もっと索敵スキルのレベルを上げたらどんな魔物かまで判別できるのだろうか。上げてみたいなあ。TPないけど。

「シュウトさん。いました。どうやらオークのようですよ。」

「そっか。それじゃあ倒しに行くか。」

メイサが見つけたオークを見てみると、レベルは3だった。1階より強いな。

「それじゃあ前と同じく俺がスキル技を使ったらメイサが魔法を撃ってくれ。」

「分かりました。」

「ハイスピード・スライサー!」

スキル技を発動する。攻撃が決まってすぐに、

「フレイム・シュート!」

この組み合わせで、レベル3のオークも倒した。が、

「革のカードにならなかったな。」

「そうですね。」

しばらく戦い、三体ほど倒したのだが一向に手に入らない。もっと上に行かないとダメなのだろうか?レベル3のオークは結構大変だからこの上は今の二人だときついと思うが…。

「もっと上に行きますか?」

「そうだな。次の階はシャモアが出てくるかもしれないから次の次の階に行こう。」

いままで、Lv2オーク、Lv2シャモア、Lv3オーク、と来たのだから次はLv3シャモアだろう。その次だからLv4オークか。いけるか?一度だけ行ってみるか。

「一度行ってみよう。で、危なくなったらすぐに逃げよう。」

「確かにそろそろ危なくなってきましたよね。いくら戦ったことがあるとはいえ、油断は禁物です。落ち着いていきましょう。」

4階へと上がった。

スキル説明。

エリア・サーチ…自分から10mくらいの範囲に敵がいないか探す。スキルレベルが上がると、範囲が広くなったり、敵の情報までわかるようになる。

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