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ホルンの町へⅥ

ごめんなさい。まだホルンの町には着きません…。


「どうすれば…」

考えながらよけ続ける。しかし、回避がちょっと遅れ、オークの攻撃を肩にちょっと喰らってしまった。HPが結構削られ黄色になった。

「やばい…。直撃だったらやられていたかもしれないな」

冷や汗をかきながら、オークと距離を取る。

その時、

「SPヒール!」

ルークの声が聞こえてきた。ステータスを見てみると、SPが半分くらいまで回復する。

「ルーク助かった!ありがとう!」

こっちにきたルークに感謝する。これで、オークとまともに戦える!

「クイックステップ!」

オークに近づながら、攻撃をよける。そしてすぐに、

「べノム・カット!」

スキル技を発動した。しかし、今度は、毒状態にならなかった。

「くそっ!こういう時に限って、毒にならないのかよ!!」

舌打ちしながら、オークの攻撃を回避する。そこで、リベリアさんがこっちにやってきた。手には両手剣ではなく、片手剣を持っている。

「ハイスピード・スライサー!」

目にも止まらない速さでオークに近づき、そのままオークを通り過ぎていく。

オークのHPは、最初は何ともなかったが急にHPが消え、カードになった。

その瞬間、ミッションクリアのメッセージが出てきた。


          《ミッションクリア!》

          報酬…銅の片手剣×1

           20TP獲得!


同時にレベルアップもした。


シュウト ヒューマン Lv2→Lv3

所有スキル

《片手剣使いLv2》

《回避Lv2》

《隠密Lv1》

new!《索敵Lv1》

スペシャルスキル

《短剣使いLv2》

40TP獲得!


やっと、レベルアップしたか。しかし、最後もリベリアさんに助けてもらったな…。

そんな感想を抱きつつ、急に疲れが出てきたみたいで、俺はその場に座り込んでしまった。ほかのみんなもどうやらレベルアップしたみたいだ。メイサが飛び上がって喜んでいる。ルークとリベリアさんもなにか話している。俺の意識はそのまま無くなった…。


…そのころ、空に一人の青年が浮かんでいた。

「あ~あ。せっかくゴブリンとオークの集団を作ったのに、あんな四人に潰されるなんてな~。もっと被害を出して欲しかったな~。さて、次はどうしようかな~?」

そう呟くと、指を鳴らして、消えた。


目を覚ますとそこは部屋の中だった。この部屋は見覚えがある。昨日泊まったところだ。回りを見回すと、誰もいなかった。なので、さっき手に入れたTPを振り分けることにした。

いま、俺は前回使わなかった10TPと今回手に入れた60TP合わせて70TP持っている。さて、どうしようか。

「リベリアさんみたいなスキル技がほしいんだよな~。最後の技は片手剣だったよな?じゃあ片手剣のレベル一つ上げてみるか」

《片手剣使いLv2→Lv3》

《片手剣使いスキル技の消費SP減少!威力UP!》

「スキル技じゃないか。じゃあもう1レベル上げてみるか。」

《片手剣使いLv3→Lv4》

《片手剣使いLv4スキル技、ハイスピード・スライサーを覚えた!》

「お!リベリアさんの使ったスキル技はこれか!」


コンコン。


ドアがノックされた。振り分けるのは一度やめるか。すぐにメイサが入ってきた。

「シュウトさん起きられましたか。今日はもうホルンの町に行くのはやめて、明日、カトラの町からきた商団のみなさんと一緒にホルンの町に行くそうです」

「そうか。わかった。ありがとうメイサ」

「いえいえ。あ!ついでに私、Lv3に上がったんですよ!水魔法もLv3に上がりました!」

「よかったな。俺もLv3に上がったよ」

「あれだけの数倒しましたからね。リベリアさんとルークさんも上がったみたいですよ?」

そう告げて、メイサは出て行った。

やっぱりそうか。リベリアさんまた強くなったのか。

次にリベリアさんとルークがやってきた。

「起きたか。先にお礼を言っておこう。君たちがいなかったら、私たちだけではあの集団は倒せなかった。ありがとう」

「最初から最後まで、リベリアさんやルークに助けてもらっていました。お礼を言いたいのはこっちです。ありがとうございます」

「メイサから聞いていると思うが出発は明日の朝だ。今日は一日中ゆっくり休んでくれ。まだ昼間だからな。商団もこの村にいるから、あいさつでもしてくるといい。冒険者になるといろいろ会う機会もあるからな」

最後にそう告げて、リベリアさんとルークは出て行った。リベリアさんがそういうなら、商団のほうに行ってみるか。


商団の集まっているところに行くと、こっちに気づいた、一人の老けたフェアリーがこっちにやってきた。

「私はこの商団の長、オードといいます。レベルは37です。ここらでは一番の武器商人です。ホルンの町で店をやっています」

商人のレベルは、冒険者が魔物を倒してレベルが上がるように、商人は商売をしてレベルが上がる。

農家とかは畑仕事とかで上がる。そんなことは置いといて、俺のレベルと比較してみるととんでもないくらいすごい人なんだとわかる。

「リベリアさんからあなたのことを聞きました。まだ冒険者ギルドに入っていないのにお強いそうですね?もし、何か欲しい武器などありましたら、私の店にいらっしゃってください。必ずや期待に添える商品を提供できるでしょう」

さらにあとから二人やってくる。

「私の名前はリノです。防具店をやっています。ホルンにはたまにいることがあります。よろしくお願いします」

「私はザスです。奴隷商人です。私もホルンの町で店を営んでいますので、どうぞよろしくお願いします」

「俺はシュウトって言います。これからよろしくお願いします」

奴隷商人もいるのか…。そういえばルークは奴隷だったな…。あんな奴が奴隷だなんて信じられないけど。

一通り自己紹介を終わらせて、商団から離れる。あそこにいると商売の話をいろいろされるから疲れるな。

ぶらぶらしながら、時間をつぶして夜を迎えた。この世界は、一年、日にち、朝昼夜、の区別はあるが、、ひと月、一週間の区別は存在しない。時計はこの世界にはない。一年は向こうの世界と同じで365日だ。そんなことは常識中の常識らしいです。はい。


そして、一日経って、ホルンの町へ出発した。



スキル技説明。

ハイスピード・スライサー…高速で相手に近づき、一瞬で相手を切り裂く。その後、通り過ぎる。そのため、スキル技の後は背後から攻撃されるかもしれない。


魔法説明。

回復魔法Lv2SPヒール…対象のSPを回復させる。

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