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『男女比100:1の世界で唯一の王子に転生した俺、自由を求めて女装して城を脱走する  作者:


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3/5

3話

失敗連続中です。


理由は春お姉ちゃんに耐性を付けさせることなんだけど、


お姉ちゃん呼びだけで何度も倒れるし、


最初なんて俺の女装姿を見ただけで気絶していた。


そう考えると少しずつ成長はしているんだよね。


でも、そろそろ卒業してほしい。



俺の一日は城内でも十分忙しい。


勉強。


スポーツ。


習い事。


アニメ。


ゲーム。


写真撮影。


城内散歩。


メイドさん達と遊ぶ。


お風呂。


パパンの肩たたき。


王族の金と権力を最大限活用しながら、色々なことを学んでいる。


ちなみに写真撮影だけでも利益は余裕で億を超えている。


たまに子役として城内限定の映像作品に出演したこともあるが、その作品は時代を変えるほどの大ヒットになったらしい。


正直よく分からない。


俺は撮られる側だったし。


そもそも、あのパパンでさえ女性は基本怖いらしい。


この世界の男性らしく、出来ることならママリン以外とはあまり関わりたくないそうだ。


俺が女性と積極的に話したり遊んだりしているのを見ると、内心かなりヒヤヒヤしているらしい。


城を女装して出る許可を取るのにも相当時間が掛かった。


スポーツや習い事を始めたのも俺の頼みからだ。


ぶっちゃけ、この世界の男子はバカでも余裕で生きていける。


何もしなくても大事にされるし、いくらでも貢がれるからだ。


だからこそ、積極的に何かをやる男は珍しい。


さて。


今回紹介するのは夏さん。


超高倍率の抽選を突破し、俺のプール指導係になった人だ。


やたら体を触ってくるが、一応ちゃんと指導に必要な場所だけなのでセーフである。


多分。


「ぼっちゃまって、男性なのに女性を怖がらないですし、色んなことにも挑戦しますし、本当にすごいですよね」


「ありがとう」


「はい。本当にすごいと思います……でも」


そんな夏さんだが、


最近は少し様子がおかしい。


「流石に、いえ……男の子ってやれば本当に出来るものなんでしょうか……」


「?」


「だって、まだ五歳ですよね?」


どうやら俺の転生無双に少し怯え始めたらしい。


まあ気持ちは分かる。


五歳でクロールを覚え、


五歳で勉強も普通にこなし、


五歳で大人と対等に会話している。


前世知識込みとはいえ、客観的に見たら結構おかしい。


だから最近の夏さんは、


俺を見るたびに少しだけ困った顔をするのであった。


「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」

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