前へ目次 次へ 55/136 ―第零章 月影のプロローグ― ――鏡輔……なら……私を守ってね。 俺の頭にその言葉が響いた。 それは……昔……六年前に樹里と出会い、そして――。 「樹里ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ!」 俺はその言葉が頭の中に響いた瞬間、樹里の方へ飛び出す。 樹里はキョトンとしていた。が、自分の今の状況がやっとわかったのか、表情をハッとさせる。 「俊……輝……?」 驚いた表情を見せる樹里を抱き寄せ、そして――。 ――パァンッ! その直後、銃声が響き渡った。 To be continued