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謎の館の少女探偵  作者: 熊野でぃべあ
第一章 不思議の少女
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第3話 謎だらけ

「ねぇ…なんか今音鳴らなかった?」

「とりあえず見に行ってみますわ!」


門の前に行き、強めに押したり引いたりする。でも、扉はびくともしない。

フェルネの馬鹿力でも無理なので本当にダメなのだろう。


「つつつまりあたし達、閉じ込められたのですか!?」

「落ち着け新人、まずは状況確認だ。外部に連絡できる奴は片っ端からしろ!」


チュリの呼びかけに全員がスマホを開く。


「電波がありませんわね…お父様にも繋がりませんわ!」

「チッ、こっちもダメだ。ROSEにも繋がんねぇ」


皆が落胆する中、ポポが自信なさげに手を挙げる。


「あ、あの…でしたらあたしの能力を使ってみるのです!」

「ポポさんの能力ですの?」


ポポはこくん、と頷く。


「あたしの能力は「聴報」っていって、1日に3回なら大まかな情報をゲットできるのです!まぁ、お役に立つかは分からないのですが…」

「それでもいい、使えるもんは使え!」

「では…」


ポポが目を閉じて魔力を集中させる。そしてカッと目を開くと彼女の右目に星の模様が浮かぶ。これは能力を使っている証だ。

例外もいるが…これはまた別のお話。


「この館の情報を教えて欲しいのです!」


ポポが少し頭痛に顔をしかめる。


「ふむふむ…この館は200年前に建てられた?」 


一同が固唾を飲んで見守る。


「えっと、2つ目!初代館の主の趣味はあやとり!うーん…み、3つ目!よくこの辺りにいる猫は三毛猫!」

「…ぜんっぜんいらねー情報じゃねーか!」


チュリが呆れた顔でツッコむ。


「えっと、もう一回なのです!」

「ちょっとポポっち!?4回目は…!」

「あれ…?目の前が…ぐるぐる…して…」


ポチュラが制止する間もなく、ポポの意識は闇の奥底へ落ちていった。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


「あらら、魔力切れだね。十分休めば目は覚めるよ。」


ルベリーがポポの熱を確認していると、フェルネが清々しい程の笑顔で言った。


「トドメでも刺します?」

「「いや刺すか!」」


レニアとチュリが同時にツッコむ。


「やだな〜、冗談ですよ〜!」

「お前が言うと冗談に聞こえないんだよ…」


ダリアが微笑みながら助け舟を出す。


「とりあえずポポさんを中に運びましょうか、ここにいるわけにもいかないですし。」

「では私が運びますね!」


意気揚々とポポを背負うフェルネ。

全く、使えるのか使えないのか…


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


気がつくと、ポポは薄暗い建物の中にいた。

周りを見渡すが、先程のメンバーは1人もいない。


「あたし、魔力切れで倒れて…ってことは…もしかして夢なのですかね…?」


辺りは人で賑わっている。旅館か何かだろうか。

その中で、なぜか目を引く家族を見つけた。


「あれは…?4人家族、ですかね…?」


その瞬間、雷が落ちたような音がしてポポの視界は暗転した。


「っ…!なんの音なのです…!?」


感覚で分かった。この夢はもうじき覚める。


「っあ…だめ…なのです…今覚めたら…」


そうしている間にポポの意識は浮上していった。

どこもかしこも謎でいっぱい!ですね!

次回、ツンデレ!

ポポの目は無事覚めるのか!

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