南ステイティア
「余は王としての仕事に戻る。ツブキよ。また何かあればお前を頼りにさせてもらう。サランドが頼りにしているくらいだからお前は信用できる」
ステイティア王は僕に言うがそんな簡単には頼りにはして欲しくはないかな。悪い気はしないけど。
僕とサラマは王の間から出るとステイティア城から出た時、ホーリィは入り口で僕達をとめる。
「ツブキ、サラマ。君達を南ステイティアまで送ろう」
それはありがたい。中央にきた時もここまで案内してもらったし。
僕は一旦サラマ達にステイティア城の前で待っていてもらい、泊まって宿に戻り、必要な荷物をまとめた後、ステイティア城の前で合流する。
「ごめん。待たせたね」
「かまわん。それでは行くぞ」
ホーリィは前に出て歩きながら道中僕に話しかける。
「ツブキ。私は君に感謝している。君がいたからステイティア王は無事だった。本来なら私たち騎士団でどうにかしなければならないのに」
「僕だけの力じゃないよ。でも騎士団以外にも王の護衛はいるんじゃないの?」
そういえばここ数日ガーを見てないんだけどどうしたんだろ?
「......これは極秘の事だから話さないでほしいのだがガーは誰かのてによって殺された。ガーの顔を潰された遺体が城下の路地裏に転がっていた」
.......は?え?嘘でしょ?ガーが殺された?
「ガーはそんなやわなやつじゃなかったよ。なのにやられたのか?」
「そうだ。それに殺され方も酷かった。顔を潰されていたからな。とても許される行為ではない。ガーは自分にも厳しく他人にも厳しかった。嫌われる方は多いが私はあの人を尊敬していた」
ホーリィは拳をグッとしめながら言うとサラマが
「誰が殺したかは知ってるっすけど師匠にはこの情報は言うなと言われてるっす」
サラマが言った瞬間、ホーリィはサラマに近づき胸ぐらを掴む。
「言ったらだめならなんで私のいる前で言った!私は、私はあの人を殺した人がわかるなら」
「やめた方がいいっす。あんたじゃ死ぬっすから」
サラマはホーリィの手をはらい言うとホーリィはサラマを睨む。えー。こんなとこで喧嘩するのはやめてよ。
「私だと死ぬ?なぜそんなことがわかる」
「わかるっすよ。あんたじゃ自分には勝てないっすから。自分あんたより弱いかもしれないっすけど勝つことはできるとは思わないっす」
サラマはホーリィを挑発し、ホーリィは腰に装備していた剣をぬく。
「まさか護身用に持ってきた剣をこんなことで使うとは思わなかったけど少し痛いめを見てもらうぞ。サラマ!」
「気安く呼ばないでほしいっす。自分、情報屋って呼んでほしいっす。あんたからは」




