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勇者パーティーを追放された影の異能使い  作者: アークマ
第三章 勇者選別編

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喧嘩屋シムラ・ナサギ

「いやちょっとシムラに用事があって」

「あたいに用事?一体なんだい?まさか一目惚れとか?」


 してないよ。なんで急にそうなるんだよ。


「違うよ。用事って言うのは」


 僕はシムラに話そうとすると地面に倒れていた男の一人がシムラの足を掴む。


「この、喧嘩、屋、がぁ」


 男は喧嘩屋と言った瞬間、シムラは男の背中にパンチをくらわせる。


「がっ」

「あたいは、喧嘩屋、じゃない!あたいはただ強くなりたいだけ!喧嘩が大好きなわけじゃないの!だから喧嘩屋なんて呼ばないで!」


 シムラは何度も男の背中を殴り、男が完全に気絶した後僕にまた話しかける。


「ツブキ。あたいを喧嘩屋とは呼ばないでほしいの。あたいは強くなりたいだけでその過程として戦っているだけ。あたいには目標があるからそのために強くならないとダメなの。それに今回の勇者選別もあたいには好都合」


 好都合?まさかステイティア王に近づいて殺そうとか考えてるんじゃ。


「あたいは自分より強い男と結婚するのが夢なの。だからあたいが弱いと将来の旦那様に迷惑かけちゃうからあたいは強くないとダメなの。喧嘩屋なんてあだ名結婚してまで広まってたら不名誉じゃない」


 な、なるほど。強い男と結婚、ねぇ。ま、まぁわかった。でも勇者選別の方は好都合って言うのは?


「ま、まさか勇者になって有名になって未来の旦那を探す為に勇者になりたいとかじゃないよね?」

「え?そうだけど?あたいが強い勇者になれば自ずと強い男が寄ってくると思って」


 そんな不純な理由で勇者になろうと、多分シムラもステイティア王を狙うやつじゃないな。だってアホすぎるよなんか。


「あたいはとりあえず商店で武器とかみるけどあんたもくるかい?」

「いや、いいかな。今日はなんか疲れたしもう宿で休むよ」

「そう?あたいに用があったっていうのはもういいの?」


 シムラは僕に聞くと僕は首を縦にふり、シムラは商店がある方に向かい、僕は宿の方に戻る。カゲヤのことも調べたかったけどシムラを探すのに疲れたし、慣れない土地でそっちの意味でも疲れたから宿に着いたら部屋に戻ってすぐに休もうかな。

 僕は宿の方にゆっくり戻り、宿に着くと部屋に入ってベッドにへたり込んでごろごろしながら疲れた頭を少しだけ働かせる。

 今日はアゲルとシムラは調べられたしスカイスとカゲヤを明日はちゃんと調べようかな。僕急にここに連れてこられたからナグモ達に何も伝えてないけど大丈夫かな?

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