↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者パーティーを追放された影の異能使い  作者: アークマ
第三章 勇者選別編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
68/273

調査 2

 ホーリィに案内された僕は、宿に入ると宿屋の主人に部屋まで案内された。

 僕の部屋というより、宿に泊まる人の部屋は基本的に二階にあるらしい。

 そして現在、この宿には勇者候補者だけが泊まっているらしい。

 僕は部屋で少し休んだ後、一階の休憩スペースへ向かった。

 そこには、火の魔法で騎士を焼き殺したスカイスと、商人のアゲルがいた。


「おや。君は確か、ツブキ君だったかな」


 アゲルは僕を見かけると、すぐに近づいてきた。

 そして僕の周りをぐるぐると歩きながら、じろじろと僕の身体を見る。


「君、なかなかいい体してるね」


 いきなりなんだ、この人。

 商人ってこんな人が多いのかな?


「そんないい体じゃありませんよ。普通です、普通」

「謙遜はよくないよ。君はそこら辺のやつより、だいぶマシだね。勇者候補者たちも、なかなかいい体の人が多い。一人を除いてね」


 アゲルがそう言うと、今度はスカイスも僕に近づいてくる。


「我もお前のことはすごいと思っている。我はお前をよく知っているからな。前の勇者であるディアモのパーティーにいた荷物持ちの男。そんな奴が、この勇者選別にいるのだからな」


 悪い意味ですごいと思っているわけか。


「そうですか。僕と直接戦えば、どれくらい強いかは分かると思うよ」

「そうだな。だから戦う時を楽しみに――いや、楽しみにはしないか。期待外れのやつは多いからな。我を楽しませてくれれば、それでいい。それくらいの気持ちで頑張れ」


 スカイスはそれだけ言うと、休憩スペースから出ていった。


「スカイスさんは、なかなか強気ですね。私は戦闘面ではあまり強くないですから、あんな自信は持てませんけど。商人は頭を使ってなんぼですから」


 スカイスが休憩スペースから出ていった後、アゲルが僕に話しかけてくる。

 直接聞くのもどうかと思うけど、アゲルには聞いてみるか。

 こいつは利益になることなら、簡単に情報を集めてきそうだ。


「アゲル」

「ん?なんですか、ツブキさん」

「君は、ステイティア王の命が狙われているのは知ってるかい?」


 僕が聞くと、アゲルは少し驚いた顔をする。


「まさか、ステイティア王を狙う馬鹿がいるなんて。王には最強とも呼ばれている護衛もいるのに」


 護衛のことは知っているんだ。

 アゲルが王を狙う可能性は低そうだけど、話を聞いておいて損はないはずだ。


「ステイティア王が狙われていることを聞いたのは、初めてですか?」

「はい。初めて聞きました。私はそういう情報にはあまり力を入れていなくて、どちらかというと商品の情報ばかり集めていますから」


 商人だし、そんなものか。

 僕がそう思っていると、アゲルは何かを思い出したかのように口を開いた。


「そういえば……最近、気になるものがよく売れているんですよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。