呼び出し
「今回南ステイティアに来た理由は私達サング組での内部抗争を行わないためのもの。そしてタケイサ組組長の娘の子を調べ始末すること。その二つが私の目的。ブンドルとヤシオは私と違いサング組の二つの派閥のうちミント派の戦力を削ることだけどね」
バルトスはサランドに言うとサランドはバルトスの話を聞いた後、バルトスの拘束を解く。
「もういいのか?」
「ああ。だがミサキのことをバラすな。それだけが条件だ」
サランドはバルトスに言い、バルトスは首を縦に振った後、ギルドマスター室からでた。
「いいんですか?逃しても」
「あいつはアマイを殺してないしミサキに関しては問題ない。私に逆らえばどうなるかはわかっただろうからな。私の異能は万能の箱。私の作った箱の空間の中では異能などは使えず囚われれば死あるのみ。私が許可したものは私の箱の空間でも異能は使えるがね」
サランドは僕に自分の異能について説明する。万能の箱ってかなり強いじゃないか。
「サランドさんの異能は強いからな。だからといって慢心したりしていない。そこもサランドさんのいいとこだ」
アスベルは首を縦に振りながら言うとナグモも同様に頷いていた。
サランドに逃がされたバルドスはサング組に帰り、ミサキのことを報告しようと南ステイティアから出ようとしていた。
「口約束なんぞ守るわけないのに馬鹿なやつだ。私をこけにしたあいつらにやり返すためにもバララに」
「サング組はここまで腐っていたのか。僕は悲しいよ」
南ステイティアから出ようとしていたバルトスを背中に槍を背負った一人の男がとめる。
「お前、なんで」
「なんでって?見ればわかるだろ。僕は後始末に来たんだよ。ブンドルの時は逃したけどタケイサ組長の懇意を裏切るならお前はここで殺す」
バルトスの前に現れた男は槍使いのチェイサー。チェイサーは槍をかまえバルトスの周りに霧を発生させる。
「私がお前のような馬鹿に負けるとでも?逆に私がお前を殺してやるよ」
バルトスは異能を使おうとした瞬間、バルトスの胸部をチェイサーの槍が貫いた。
「......あ、れ?」
「お前の異能は不意を使わねば弱い。ゆえに対処も簡単だ」
「く、そ。この、私が。これから、名をあげる、私、が。こんなやつ、にぃ」
バルトスは仰向けに倒れた後動かなくなり、バルトスが動かなくなったのを確認した後チェイサーは槍を抜くと南ステイティアにバルトスの死体を放置し、南ステイティアをでた。




