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勇者パーティーを追放された影の異能使い  作者: アークマ
第二章 サング組編 始

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ザドン兄妹

 ヤシオを殺した後、僕とアスベルはザドンに案内され、南ステイティアの路地裏に向かうとそこに一軒のボロボロな家があり、そこには一人ベッドに寝ているまだ幼い女の子がいた。見た目は白い肌に白く長い綺麗な髪の毛で体に栄養が足りてないのか細い体をしていた。


「これは」

「俺たち二人は親に捨てられここでなんとかいきている。俺は妹、カミラが幸せならそれで」


 ザドンはカミラと呼んだ女の子の頭を撫でると寝ている子は起き


「あ、お兄ちゃん」

「カミラ。すまない。起こしてしまったね」

「ううん。ごめんね。私体が弱くてお兄ちゃんに迷惑ばかり」

「そんなことはないよ。いいからもう少し寝ていなさい」

「ありがとう。お兄ちゃん」


 カミラはそこまで言うとまたすぐに眠った。


「この子、体が弱いだけじゃないな。何かあるのか?」


 アスベルはザドンに聞く。体が弱いだけじゃないんだこの子。体が細いから僕はそれだけだと思っていたけど。


「よくわかったな。カミラは異能がある。それにかなりの魔力も。だから体がその両方に耐えきれずすぐに疲れるんだ」

「魔力が多いのは疲れたりするのかは俺にはわからんが異能は何なんだ?」

「危険を察知する異能だよ。しかもその危険察知は異常でね。未来のことまで見えてしまうことがある」


 え、それはすごい異能、というかもはや未来予知じゃ


「あくまで自分に対する危険がわかるだけで未来がみえるのも自分の関わる範囲。だから俺といる時の危険も察知できるんだ。カミラの異能は頭を使うせいで疲れるんだって。今の起きたのも俺が帰ってくるのと何か伝えるためだろうけど俺は妹に迷惑をかけたくないから。カミラはカミラの心配をしていて欲しい」


 ザドンはカミラを見ながら言うとアスベルはザドンとカミラの兄妹愛に感動したのか目に涙がじんわりと出ていた。


「お前ら二人は俺が何とかしよう。とりあえずザドンはカミラを連れて俺の家に住め。空いている部屋が一つあるからそこをカミラとザドンの部屋にするといい」


 アスベルはザドンに言うとザドンはアスベルに頭を下げた。アスベルはザドンたちを連れていくと言った後僕に


「ツブキ。すまないが組長に大剣のヤシオという男を始末したことを報告しておいてくれ。多分ギルドの方にいると思うから」

「わかりました。それでは僕はギルドに向かいます」


 ギルドには多分ナグモとミサキ、セツもいるだろうし、サランドさんと話した後二人と合流しよう。

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