新しいパーティー
「ミサキ。よく来てくれた。こいつがお前と組んでくれるツブキ・ドゥンだ」
サランドさんはギルドマスター室に入ってきた赤い髪が印象的で背中に細い長剣を装備していた女性冒険者、ミサキに言う。
「また新しい人?今度の人は大丈夫?」
「大丈夫だよ。なんせ勇者パーティーにいたくらいだからな」
サランドさんはミサキに言うとミサキはキラキラした目で僕を見てきた。
「勇者パーティーってあの勇者ディアモさんがいたパーティーですか!?」
「う、うん。そうだよ」
ミサキは僕の手を握るとぶんぶんと上下にふるう。この子何気にテンション高いし力強いな。
「私ディアモさんを尊敬してるんです。あんなに魔物を倒したりしている人なかなかいませんよ!それにどれだけ強くても簡単に討伐するらしいじゃないですか!」
ん、んー。なんかディアモのことは喋りづらいなぁ。とりあえず苦笑いしとこ。
「顔あわせもすんだことだからな。お前ら二人にこの依頼を頼む」
サランドさんは僕に依頼書を渡してくる。冒険者の依頼は下からFランクで一番高いのでSランクだ。僕が勇者パーティーにいた頃はよくAランクを受けていた。Sランクは敢えて受けないようにしていた。ちなみに今回渡された依頼はCランク。まぁ簡単だな。
「魔獣 クロウルフの討伐。これを任せる」
「え、今までEランク依頼しかダメって言っていたのにいいの?」
ミサキは僕の手を離した後嬉しそうにサランドさんに言うとサランドさんは笑いながら
「ツブキがいるなら安心だからな。それじゃいってきなさい」
ミサキは僕の手を握ると急いで依頼の場所、悪夢の森へと向かおうとする。
「ミサキ!待って!まだ準備してないから」
僕はミサキに言うとミサキは「え?」みたいな顔で僕を見る。なんでそんな準備って必要?みたいな顔してるの。
「私達二人なら大丈夫ですよ。えーと」
「ツブキ。ツブキ・ドゥン。ツブキでいいよ」
「わかりました!ツブキ。私達なら大丈夫です!」
どこからその根拠が出るかわからないけどでもクロウルフぐらいなら大丈夫かなぁ。でもポーションはほしいかな。
「待ってくれ。ポーションを買ってくるからここで待っていてくれ」
「んー。わかりました。クロウルフって戦ったことないですけど勇者パーティーにいたツブキがいれば安心ですよね!」
僕は荷物持ちだったんだけどまぁいいや。とりあえずポーション買ってこよう。
僕は一旦ミサキと別れた後ポーションを買いに市場に向かい、ポーションを購入した後悪夢の森入り口で合流した。




