↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者パーティーを追放された影の異能使い  作者: アークマ
第二章 サング組編 始

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
25/275

教会

「教会。行ったことないから楽しみです!」


 ミサキが僕に言うと、ナグモがミサキをなだめる。


「俺は行ったことがありますけど、教会の人間はどうにも怖くてね。もう行こうとは思わなかったよ」


 極道でも教会の人間にはビビるんだ。カイナはそんなイメージじゃなかったけど。

 僕達はギルドを出ると、そのまま教会へ向かった。教会は冒険者ギルドから西へ歩いたところにある。意外と敷地は広く、孤児院も経営しているらしい。

 僕達が教会に着くと、入り口にいた金髪の修道服を着た女性に声をかける。


「すいません」

「はい。どちら様ですか?」


 女性が聞いてくると、僕は自己紹介をする。


「僕はツブキ・ドゥンだ。今、こちらにカイナ・アルナはいる?」

「カイナ様のご友人ですか? 今、お呼びしますね」


 女性はそう言うと、教会の中へ入っていった。

 それから数分後、かつてのパーティー仲間だったカイナが、僕の前に現れた。


「これはこれは、ツブキさん。お久しぶりです」

「久しぶりだね。勇者パーティーでの調子はどうだい?」

「調子ですか。まぁ、あなたが抜けてから、やはり大変ですね。ディアモさんは遊んでばかり、アスタさんは魔法の研究。ライトさんに至っては、行方知れずです」


 ライトは行方知れずか。僕のせいだろうな。

 洞窟に放置してきたし。


「ここで話すのもあれですから、孤児院の近くにある休憩スペースに移動しませんか?」

「そうだね。そこに移動しようか」


 僕が答えると、ナグモとミサキも僕についてくる。

 カイナは僕達を孤児院近くの休憩スペースへ案内すると、空いている席に座った。


「ライトは行方知れずって聞いたけど、いつ頃からだ?」

「最近ですね。いつも行く道場にも行っていないらしいです。仲間としては心配です」


 カイナは胸に手を当てながら言った。ライトのことを聞いたのは、個人的に最後はどうなったのか気になったからだ。

 僕は本題に入る。


「ここに来た用件を話していいかな?」

「構いませんよ。私に何用ですか?」

「冒険者ギルドで働いていた受付嬢のアマイ・フォンって子が殺されたんだ。何か知らないかな?」


 僕がアマイについて尋ねると、カイナは少し考えた。


「知りませんね。ギルドの受付嬢ですよね? 私は最近ずっと教会にいますから、その方が殺された理由とかは分かりません。お役に立てず申し訳ありません」

「いや、大丈夫だよ。用はそれだけ。ごめんね、時間を取らせて」

「いえ。久々にお話しできてよかったです。では、私は失礼します」


 カイナは席から立ち上がると、教会へ戻っていった。

 僕達もそのまま教会を後にした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。