オサヌの体質
雷神を殺した後、オサヌは僕に近づいてきた。
「すまないな。迷惑をかけた」
「ほ、ほんとですよ。最初から、できるならそうしてほしかった、です」
痛みはひいてきてし、痺れもなんとか治ってきた。
「でも、オサヌさん。なんで最初はあんな痺れてたのに今はなんともないの?」
「お前は仲間だし、私を助けてくれた礼に教えるが、このことは他言無用でな」
オサヌは僕に言った後、咳払いした。
「私は状態異常を一度受けた後、完全にではないけど数日はその状態異常にかからなくなる。今で言うなら麻痺だな」
え、それかなりすごいじゃないか。確かに他言無用の案件だね。
「今は麻痺にはしばらくならない。だが、お前が戦ってくれていなければ私は死んでいた。お前は命の恩人だ。この借りは必ずかえす」
「今ので十分返してもらえましたよ。僕も雷神をやってくれてなかったら死んでいたかもしれません」
僕はオサヌに言うとなぜか笑っていた。
今の話に笑う要素あった?
「ツブキならなんとかしていたと私は思うよ。なんだかんだお前は強いから。私は弱いやつに助けられたりはしない。だからそこにいるセツ君だったかな。君もかなり強いよ」
傷口をおさえながら壁に横たわっているセツに、オサヌは近づきながら言った。
「そ、それは、嬉しい、事言って、くれる、わね」
「無理をするな。私はお前にも借りがあると思っている。恩人には死んでほしくはない」
オサヌはセツに言うと懐からポーションを取りだした。
持ってたんだポーション。
「私は勇者だし異能も使えんからな。こういうのは常備するようにしている。やつの攻撃を受けた時、ダメにならなくてよかった」
セツにポーションを飲ませた後、僕にも飲ませてくれた。
二人分も使って大丈夫か?
「助かったよオサヌさん。でも、二人分も使って大丈夫かい?」
「ああ。私は君達も頼りにしているからな」
オサヌは僕達に言った後、オサヌはセツに肩をかし、ふらふら立ち上がりながら歩いた。僕の方はミサキが手を貸してくれた。
「ありがとう。ミサキ」
「これくらいはお安い御用だよ!私、戦闘では役に立てなかったし」
ミサキは僕にいうと、頭を撫でてやる。
ミサキはそんな事を気にしなくていいのに。セブンコードは後二人。気をひきしめていかないと。
僕達は奥の部屋に進むとそこは何というか予想外の部屋だった。
なんせ壁一面、明るい雰囲気で人を笑わせるような飾りつけがしてあったからだ。




