雷王 2
「ならお前にはこうすればいい」
僕は影の弓兵を召喚し、弓で雷王を狙い撃ちする。
「ハハハ!ムダダ!ソンナモノ、ワレニハキカン!」
弓兵の弓は、雷王に触れた瞬間、消し炭になる。
これは確かに厄介だ。
「僕じゃ確かに君を倒せないかもね」
「ワレヲタオセルモノナドオラヌ!ワレヲタオセルノハ、ワレジシン!」
雷王は僕に言った後、突っ込んでくる。さっきまでとは違って遠距離から異能を使わなくなったな。
「遠距離から異能を使うのはやめたのか?」
「フム。ワレハ、コザカシイコトハ、コノマン!」
雷王は僕に攻撃しながら言った。
僕は雷王に影の剣士を強化状態で召喚し、ぶつけた。
「はぁぁぁぁ!」
「ハハハ!ワレニ、ソンナコザーー」
雷王が喋っている間に影の剣士で腹部を斬った。
「!?」
「何を驚いているんだ?自分を倒せるのは自分だけと言っていなかったか?」
僕は雷王に言うと、雷王の体はさらに電気をまとって光だした。
「ワレヲ、ワレヲブジョクシタナ?ユルサン。ユルサンゾ!」
雷王の体は光だしたかと思えば今度は大きくなり、さらに二足歩行に戻る。
「我の異能顕現は段階がある。我と意志とは別になる雷王獣。そして完全体となる雷の王。これこそ真の雷王である。この状態になれば我はーー」
雷王はまた人間のような喋り方に戻ると、僕に一瞬で近づいた。
早い、早すぎる!今の見えなかったぞ!
「クロノヤリ!」
「遅い」
雷王は僕に言った後、体に雷でも撃たれたかのような激痛がはしる。
雷王が僕に軽く触っただけでかなり痺れていた。
「あ、が、が、あ」
「我はもはや雷王ではない。雷の王などではなく雷の神。つまりは雷神だ」
雷王、改め雷神は言うと僕の腹部を殴り、壁に僕は激突した。
「う、ぐぁ」
体が痺れているのもあるが今のは、やばい。異能顕現が、維持できない。
「どうやらお前たちはここまでみたいだな。それじゃーー」
雷神はそこまで言うと体が斜めに両断されていた。
「......は?」
「私から目をはなすとは。お前は愚かだな。だからそうなる」
背後から雷神を斬ったのはどうやらオサヌのようだ。
最初からそれができるならやってほしかったよ。
「ば、かな。我が、物理攻撃、で、死ぬ、など」
「は?そんな細かいこと気にしなくていい。私は東の勇者。勇者の仕事は民を傷つける悪を斬ること。お前は悪だから私に斬られた。それだけだ」
オサヌは最後に剣を雷神の顔に突きつけた。
雷神はオサヌによってやられた。




