嫉妬 3
嫉妬はゼクトスの胸部、心臓めがけ剣を突き立てたはずだった。だがそれより先にゼクトスの巨大鎌が嫉妬の体を斬り裂いていた。
「......は?」
「私は、負けるわけにはいかん。それにそこを狙うことも大体予想できた。だからこそ貴様を」
ゼクトスは巨大鎌を地面に刺し、地面に倒れている嫉妬に言う。
「これ、だから、才能、があるやつ、は、嫌い、なんだ。俺が、最初に、ついた、音爆、も、ごふっ!」
嫉妬は地面に血を吐血しながらも言う。
「私はお前が卑怯でクズ野郎と思っていたけど最期はよかったぞ。正々堂々正面から私に戦いを挑んだ。私も全力ではなかったのに全力をださざるをえなんだからな」
「だから、さっき、俺の鎧が、攻撃を、とめれ、たのに、さっきは斬り裂けた、わけ、か。ふ、ふふ。やはり、お前は、私から、すれば、嫉妬、できる、男、だ」
嫉妬はゼクトスに言った後、ゼクトスは嫉妬の近くに座り込んだ後背後で戦っていたナグモとチェイサーに言う。
「お前ら二人は先に行け。私はここでしばらく休ませてもらう。本気でやったから、かなり疲れた」
ゼクトスは二人に言った後、二人は東ステイティア城に入っていく。
「俺に、情けでも、かけて、いるの、か?」
「情けなんてかけてねぇよ。私はお前に全力を出したしお前の異能の嫉妬にあやつられた死体と闘いまくってまじに疲れてんだよ。本当なら勇者様のとこに行きたいけど休ませてもらう」
ゼクトスは言った後、なぜか嫉妬は不敵に笑っていた。
「何がおかしい」
「いや、俺も、よくわからんが、なぜか、満たされて、いるんだよ。お前のことが、嫉妬するほど、憎い、というか妬ましい、のに。なんで、だろう、な」
「満たされてるんなら満足してるってことだろ。全部何かしらやりきれたってことじゃない、のか?」
ゼクトスは嫉妬に言うと嫉妬は最後に満足気に笑う。
「そうか。これが、満たされた、感じか。嫉妬し続けていた、俺が、ここまで、嫉妬で、満足するとは、思わなかった。お前には、感謝してやる」
「最期は上からとか何様だよ。私はお前のことは本当に嫌いだが最後の接近戦だけは本当によかったぞ」
ゼクトスが嫉妬に言った後、嫉妬はそのまま喋らなくなった。
「勇者様。すいません。私は助太刀しに行けそうでは、ありません。ですが他の二人は向かわせましたので」
ゼクトスは胸の部分に手を当てると血が沢山出ていた。
「最後の一撃、致命にはいたらなかったけどこれは深傷、だな。しばらくは動けねぇや」
ゼクトスもそのまま地面に倒れた。




