嫉妬の過去
俺は嫉妬。半グレ組織 混沌の一人でセブンコードと呼ばれる幹部だ。俺は嫉妬という名を与えられる前の記憶はない。
俺はセブンコードになる前は別の男の傍つきだった。そいつの名は音爆。異能は音を爆発音に変えるという異能。単純にして強く音爆は自らの異能を使いこなしていた。才能でね。
「嫉妬。私の傍についてお前は長いな。私に近づけばみな鼓膜を破壊されるとびびって近づかないのにお前はなぜだ?」
音爆はある日俺に聞いた。俺は当時はそんなことをしていたのかと呆れたものだ。
「あなたのそばにつくよう言われたからですよ。俺は嫉妬。あなたについていれば嫉妬の異能もおのずと強化されるでしょうと」
「私の音が爆発音に変わるだけの異能と君の嫉妬が?なんら関係はないと思うけど」
確かに音爆の言う通り俺の異能と音爆の異能に接点的なものはない。だがこいつの強さは本物。だからこそ俺の嫉妬の異能の強化に繋がる。
「君は本当に物好きだな。好きにしたらいいよ。そのうち私の異能にやられても知らないよ」
「安心しなよ。俺はやられたりはしないから」
俺は音爆としばらく行動を共にし、東ステイティアの半グレどもを潰している際、その日は突然きた。俺と音爆は混沌のボスの指示で半グレ組織 アクターを襲撃し、アクターのボスであるカマキンとこうせんしていた。カマキンは両手に鎌を持ち、異能も鎌をつくるという単純な異能だ。
「カマカマカマ!お前如きではカマに勝てんカマ」
「お前こそ私の異能に勝てると思うな」
音爆は指をパチンっと鳴らすとカマキンの左右から爆発音がする。カマキンは鎌をふるうことで音爆の異能を無力化する。
「カマカマカマ!弱いカマねぇ。カマが鎌をふるうだけでお前の異能はカマの音に相殺されてるカマ」
「ならその鎌をふるう音に爆発音を」
指をパチンっと鳴らそうとした時音爆の片手の指は全てカマキンの鎌によって斬り裂かれる。
「!?」
「カマカマカマ!ちょろいカマねぇ。次で終わりカマ」
「次で終わり?この私を本当に殺せると?それは随分なめたことを」
音爆はもう片方の手を前に出すと
「私は強敵と戦うことで更に強くなる。だから強敵との戦いはむしろ好都合」
音爆は指をパチンと鳴らした瞬間、カマキンのどうたいがふきとんだ。
「音爆。今のは」
「うーん。自分でも表現が難しいな。ただやってみたらできたって感じ」
やってみたらできた?何それ。そんなの、そんなのって
妬ましく嫉妬するじゃないか




