アマイ・フォン 2
今の攻撃のせいで忍者刀は折れたし、肋骨にも何本かヒビが入った。どうしようか。逃げたいけど逃がさせてくれそうにないし。
「私なんかより他の組の人を狙えばいいんじゃない?」
「ふん。我は我が狙うと決めたものは必ず殺す。我は組長のためにしか動かん。組などどうでもいい」
ブンドルが私に話しかけてる間に私は閃光玉を地面に投げる。閃光玉は地面に投げた瞬間相手を怯ませる道具。
私は閃光玉を投げた瞬間、目をつむり、ブンドルを怯ませた。
「小癪な!」
「生きていれば勝ちなんですよ」
私ははらをおさえながら急足で歩く。早く。早く逃げなくてわ。私が路地裏から大通りと思われる場所に出た瞬間横から声が聞こえた。
「詰みやね君」
「え?」
私が振り向いた瞬間、立っていた男は私に向けて大剣をふりおろしてきた。こんな大通りでそんな大剣を!
私はギリギリでなんとか避けたけど地面に転がりながら避けたので腹部に激痛がはしる。
「っぐ」
「なんや今ので死んだら楽やったんに。それにしても教会の僧侶ちゅうんはいい人らやな。まさか人ばらいまでしてくれるなんて」
大剣を肩に背負いながらガタイのゴツい男は言う。
「俺はサング組の大剣のヤシオだ。お前のことはここで始末させてもらう」
ヤシオと名乗った男は私の腹に向けて大剣を刺してきた。私はもう動くことができず、ヤシオの大剣が私の体を貫いた。
「我の仕事をとりおって」
「いいじゃないか別に。ペアでやってるんだし。それに手柄はブンドルの方でいいよ」
路地裏から出てきたブンドルは言うとヤシオと大通りから去っていく。私はもう、死ぬ。だが私は最後に異能を使って、あの人に、サランド組長に情報をわたす。私の異能は戦闘向きじゃない。固定の人に情報を渡すだけ。それだけしかできない。サランド、さん。あなたは、簡単に、死なないで、ください、ね。私の意識はそこで完全に途絶えた。
僕、ツブキはサランドに急に呼ばれて商店エリアの大通りに向かう。そこでサランドと合流するとあまりひとけのない路地裏に連れて行かれた。え、僕なんかされるの?
「......急に呼び出して悪いな。お前にはミサキの護衛を本腰でいれてほしくてな」
「は、はぁ。言われなくてもちゃんとしますよ。何かあったんですか?」
僕はサランドについていくとサランドは路地裏をある程度進んだ場所でとまる。
「私は、正直これをうまく受け入れられていないんだ。すまない」
サランドが指差した方を見るとそこに倒れていたのは無惨な姿でもう動かない状態になったアマイだった。




