黒騎士の秘密
「アークさん?だったかな。なんで黒騎士の右腕に?」
「私は、いや黒騎士は複数の異能使いから作られた鎧。そして装備したものを呪い殺す。装備者を殺した後は黒騎士に宿っていた黒い意志が鎧を動かす。それが黒騎士の秘密だ」
アークさんは黒騎士のことを僕に説明する。確かに黒騎士は複数の異能を使っていたからその黒騎士の腕部分とか足とかの装備にによってそれぞれで異能があることはなんとなく予想はついていたけど。
「アークさんはなんで黒騎士の右腕なんかに?」
「なりたくてなったわけじゃない。私、いや私達はガルンにはめられただけ」
私達?どういうこと?
「黒騎士の部位にはそれぞれ異能があっただろう?私達は部位ごとにこうなっている。私が意識があるのはたまたま、奇跡に等しい。そして今は五色?とか呼ばれているやつは私達と同じ場所で育った」
五色って混沌で名持ち?とか呼ばれてるやつかな。
「五色っていうやつは僕は知らないけど」
「知らなくても別にいいさ。ただ頼みがある。私はその五色を助けたいから協力してくれ」
知らなくてもいいのに助けてくれってどういうことよ。
「協力してくれってどうするんだよ。僕は五色って人に会ったことないよ?」
「私は覚えているから大丈夫。だから私を右腕に装備してくれ。黒騎士の意志は消滅したから私を装備しても呪われたりしないから安心してくれ」
アークさんは僕に言った後、僕はおそるおそる黒騎士の右腕に手を伸ばす。
「そのまま腕に装備してくれ」
僕はアークさんの言うままに装備すると黒騎士の右腕部分の防具が僕の腕にフィットする。これは、なんかいいな。
「私の異能は武器の生成。いろいろ異能をいじられたからこんなこともできるようになったんだ」
「それはすごい。この腕の防具は君の異能も使えるのかい?」
僕はアークさんに聞くとアークさんは僕の右腕から武器を生成してくれた。
「見ての通り使えるよ。私を装備している限り、えーと君の名前はなんだっけ?」
「ツブキです。ツブキ・ドゥン」
「わかった。ツブキが私を装備している限りは私の意思で武器を作ることもできるし、ツブキが想像、イメージをくれればその武器を作る事はできる」
アークさんが勝手につくってくれたりするなら僕の戦い方の幅も広がるから助かるな。異能顕現を使わなくてもセブンコードとやらと戦えるかも。
「私を使えるからといって全力で戦うのをやめてはだめだぞ。五色は私を装備したところで異能顕現とやらを使わないと勝てないと思うから」




