赤とセキト
あたいは教会の裏の仕事、殺しの仕事を始めて数年、あたいはたまたまセキトと神父が密談している現場にいあわせてしまった。
「セキトさん。君の連れてきた赤い髪の子はあまりつかえないね。裏の仕事には向いているけど君がそっち側の人間を連れてくるなんて珍しい」
「ふん。あたしはあいつに価値があるかと思ってわざわざ善意で助けたのにとんだ期待外れだよ」
セキトの言葉にあたいは驚きをかくせなかった。善意?期待外れ?なんのこと?あたいにはセキトが言っていることがよくわからない。あたいが二人の密談を見ている時たまたまなのか狙ってなのかはわからないけどカイナ様があたいの隣を通る。
「あなたもみたんですね。神父とセキトが話しているのを」
「......はい。あたいは信用できませんけど」
「これがこの教会の現実です。私達のいる教会の神父は根から腐っています。世間体とお金しか気にしてないんですよ。孤児や奴隷を引き取っておけば国と民からお金がもらえますから。セキトはその話を知ってから神父と繋がってああいうことをしています」
カイナ様からその言葉を聞いた後、カイナ様とは別れて後日、あたいはセキトに話を聞くとセキトはあたいをめんどくさいやつを見るような目で見た。
「バレたんならしょうがないわね。残念だけれどあんたは殺すわ。殺しの部分ではあんたは評価していたけど余計なことを知ったからには死んでもらわないと」
「セキト!考えなおしてください!あたいはあんたを殺したくない」
「は?あたしがあんたに殺されるって?このセキトもなめられたものだわ」
セキトは手につけている白いグローブをとると手を巨人の手ぐらいにまででかくしあたいを潰そうとした。あたいはセキトの攻撃を避けて胸を殴った。
「っ!」
「あたいはセキト。あんたより強い。あんたはあの頃から何も変わってない。あたいが初めてあんたに鍛えられた子供の時から何も。だからあんたを殺すことくらいは簡単。けどわざとだろうがなんだろうがあたいをあの腐った生活から助けてくれたのはあんただ。だから今はあんたを見逃してあげる。あたいの気が変わらないうちに失せろ」
あたいはセキトに言うとセキトは手をもとの状態に戻し、グローブをつけた後、あたいの前から逃げた。そしてセキトがしんでからさらに数年後、あたいはカイナ様の命令で青とともに教会の神父を始末し、カイナ様を教会で一番偉い人にした。




