ケルベ三兄弟
「インパクト、ね。これは確かに効く、わ。あたいの、熱がなければ、もう立てなかっ、たわ」
赤は片足を地面に突きながら言うとニンは八本の腕を瞬時に再生させる。
「あなたでは私に勝てない。大人しく殺されなさい」
ニンはまた八本の腕を赤に向けると赤は今度は全ての腕を破壊する。
「!?」
「驚いたな。それは驚きというもの。あたいの熱をさらに加速させる」
「ガルン様の言う通り貴様らはツブキ・ドゥン並に危険な存在。早急に消さねば!」
ニンは八本の倍、十六本の腕を背中から生やし、赤に向けて攻撃するが赤は拳と蹴りで全て破壊する。
「あんたには感謝しかないね。あんたはあたいが勝てないよう作られた存在。あたいはそれに勝つことによりさらに強くなる」
赤はニンの腕を破壊しながら一気にニンに急接近するとニンは二足歩行で立ち上がり赤の体に腕を巻き付ける。
「......なんのつもり?あたいは半グレのクソ野郎に抱きしめられたくなんかないんだけど」
「ここまで強いとは予想外。私の負けを認める。でもただで死ぬわけにはいかない」
「あんた、まさか!そんなクソつまんないことする気!自爆なんて」
赤はニンに言うとニンはたんたんと
「これが私の運命。私は勝つか死ぬか。どちらかしか選択肢がない。勝てないなら自爆でお前ごと死ぬ。それだけ」
「はな、しなさい!こん、のぉ!」
赤は必死にもがくがニンの拘束はとけず、ニンの体が光だし、そのまま爆発した。
煙がはれるとニンの体は粉々になっていたが赤は死ぬことはなかったがかなりふきとび、一歩も動けずにいた。
「う、が。う、ご、けな、い。体が、言うことを、それに血を流し、すぎ、たわ。これは、やばい、わね」
赤は生きてはいたがこのまま放置しておけば死ぬくらいの傷を負っていた。体のほとんどが火傷で真っ赤に染まっており、血も大量に流れていた。
「こ、れは、やばい、わね。カイナ様に、あわせる、顔が、ない、わ」
赤は意識が朦朧としながらカイナと会った頃を思い出していた。
あたいは、赤という名前はカイナ様につけてもらった。カイナ様に会うまで名前はなかった。あたいは奴隷のようなものだったから。ただあたいの髪色が赤色だったから呼ばれる時は汚い赤髪と呼ばれていた。
「おい。汚い赤髪。飯を買ってこい」
あたいがカイナ様の前の主人の男はいつもあたいをぱしらせる。お金もくれないのに。ようは盗んでこいということだ。
あたいはその日いつも通り盗みに出た。




