刻印 過去 2
我は刻印となり数日後、我に喋りかけてきたものがいた。当時の我は覚えていなかったがそいつこそ我を混沌に誘ったものだった。
「俺を覚えているか?サイア」
「サイアとは誰だ?我は刻印。貴様こそ誰だ?」
「......俺を覚えてないか。名持ちになると記憶は本当になくなるらしいな」
「なんのことだ?」
我は我を混沌に誘ったやつに言うとそいつは我の前から去り、次の日、混沌の拠点入り口にてそいつは変わり果てた姿で吊し上げられていた。
我はそいつのもとによるとなぜか涙がでていた。なぜ我は泣いている?こいつは知らないやつだ。なのになぜ?
今にして思えば我は奴を支えたいと思っていたのに我は奴の存在すら忘れていた。すまぬ。本当にすまぬ。
我は奴の死体を見た後、混沌で名をあげ続け、セブンコードになって混沌で他の地域を攻めたりなどなんでもやった。
爆風の中、セツは目覚めるとかなりの激痛で動けずにいた。
「あれを、使って、ごたい満足なら、よかったわ」
セツにとっても刻印に使ったものは最終手段だった。あれを踏めば下手をすれば死体すらなくなるのだから。
だが刻印はまだ生きていた。下半身は粉々にふきとび意識は朦朧としていた。
セツはゆっくりと地面をはいずりながら刻印に近づく。
「どうだ、私の、勝ち、だ」
セツは刻印の近くで言うと刻印は目を虚にしながら何かをぼやいていた。
「すまない、すま、ない。す、ま、な」
「誰に謝って、いる、の。ここには、私、しかいない、わよ」
セツは刻印に言うが刻印はセツの方を見向きもしない。
「いい、加減に、しな!」
セツは刻印に近づき、刻印の顔を殴ると刻印はセツの顔をうっすらとみる。
「ふ、ふふ。貴様は、無事、とは。やはり、あれは、貴様の」
「そうよ。私の周囲にしかけておいたの。私の近くに敵が近づけばどかん、とね。ただ爆発がすごいからかなりのダメージをおう覚悟だったけどね」
セツは刻印に言った後、刻印はうっすらと笑う。
「貴様は、阿保、なのか?不用意、に我に、近づくなど、刻印、のい、のう、を」
「使えるならとっくに使っているでしょ。あんた回復する気すらないじゃない」
セツは刻印に言うと刻印は最期にたからかに笑う。
「まさか、貴様のような、やつに負ける、とは。おどろ、きだ。もう目も見えなくなってきた。体も、動かん。貴様は、我に勝ったん、だ。誇ると、いい」
刻印はそれだけ言った後、全く動かなくなった。




