異能を鍛える
「僕は見逃されたんだ。黒騎士ってやつと戦って。正直勝てるかどうかで言われたら負ける、と思う」
僕の言葉にサラマと黒は驚く。
「ツブキ様が負けると思うほどの相手とは。見逃されたとおっしゃいましたがただ見逃されたんですか?」
「いや、騎士団にいた新人のセンゴーという男が参戦してくれたんだがそのセンゴーが僕の代わりにやられた。彼らが世話になっているという病院に運んで先生のおかげでなんとか一命はとりとめたと思うけど危ない状態で意識が戻ってももう戦えたりはできないらしい」
僕は黒に言うと黒は手を前に出してくむ。
「神よ。センゴーという方にどうか」
「センゴーなら大丈夫だよ。死んだりはしない。絶対に」
僕は黒に言った後、黒の前で頭を下げ
「こんなことを頼むのは嫌だけどでも今もっとも強いのはカイナの配下の赤、青、それに黒。君達三人だ。だから僕の特訓につきあってくれないか」
僕は黒に向かって言うと黒は
「頭を上げてくださいませツブキ様。赤と青はともかく、私は戦闘面ではあまりお役にたてませんよ。異能が強いだけですから」
黒はそれだけ言うと宿の部屋の方に戻り、赤と青の二人を連れてきた。
「黒が言うからきてやったけどあたいがこいつと特訓するの?なんで?」
「私達。強い。特訓。もう必要ない」
「だめですよ二人とも。あなた達二人は確かに強いですが異能に頼った戦い方をしている面も少しあります。敵に異能を使えるときがない時、ちゃんと戦えるよう鍛えておくべきです」
黒は二人に言うと赤は黒に
「あたいが異能に頼りきってる?そんなわけ」
「いやあります。異能を使わなければ私はあなたに勝てますから」
「......ちっ。そうだね。あたいは喧嘩じゃあんたに勝てない。でもこんなところで道くさくってていいのかい?あたいらははやく混沌の奴らを」
「確実に滅ぼす為に強くならなければならないんです。カイナ様のためにも」
「それは、そうだね。あたいらはカイナ様の為に強くなっていないといけない」
赤は黒と話した後、青と共に僕のいるところにまで近づいてきた。
「しょうがないからつきあってやる。あたいの為とカイナ様の為に」
「それでかまわないよ。それじゃ広くて人のいない場所に移動しようか」
僕は赤と青を連れて中央ステイティアで広い場所を探す。今の僕じゃだめだ。あの黒騎士にはほぼ勝てない。異能を複数も使うやつなんてはじめてだ。だからこの二人と戦って少しでも異能顕現をもっと強くしないと。




