カイナの目的 2
「私は、極道や半グレは嫌いなんです。本当のことを言うと冒険者もあまり好きではありませんよ?例えるならそうですね。ライトさんや勇者だったディアモさんのような人間がいますから」
確かにディアモさんもライトもクズだった。ディアモはまだマシだと思うけどライトはマジもんのクズだった。
「それにアスタさんも魔法の研究をしているとはいえお金が足りなくなったら私に頼ったり、他の冒険者から金を奪ったりする始末。アスタさんにも私はほとほと呆れていました」
アスタさんも魔道具とか魔法の研究に関してはすごかったけど他のめんはクズ要素が多かったな。勇者パーティっても実力だけある感じのパーティだったしなぁ。まぁ僕より三人とも弱かったけど。
「アスタにあの液体的なやつを渡したのはカイナなの?」
「......なぜ私だと?」
カイナは僕を試すように聞くがカイナの配下である黒がアスタさんと接触しているならアスタさんはあの液体を多分嫌々受け取るだろうからね。アスタさんは知らないやつから金とかは借りたりはするけど怪しいものはもらったりしないはずだ。
「アスタさんは金は他人から借りても物は信頼関係のおける人からしかもらいません。ですからカイナが渡したなら納得がいくからだよ」
「ふふ。あんなパーティでもよく人のことを見ていたんですね。ツブキさん。そうです。私がアスタさんに渡しました」
カイナは僕に言った後、また不敵に笑いだす。なんだろう。今のカイナはいつもと違って、怖い、な。
「なんでそんなことを?確かにアスタさんは性格は酷いし勇者パーティには実力と魔法のことに関してしか貢献していたのに何もあそこまで」
「私はあの液体を飲むことを強制はしていませんよ。ただもし魔力は回復すると言って渡しただけです。アスタさんならそうですね。魔族の血に勝てるかどうか。五分五分というところでしたが」
カイナは淡々というがなんでそんな危険な物をアスタさんに渡したんだ?
「なんで私がアスタさんにそんな危ない物を渡したか?そんな答えは簡単です。アスタさんは私が理想とする世界には不必要だからです。だから生きていようが私が始末するつもりでした」
カイナは僕に言った後、僕はカイナに何が目的かを聞く。
「カイナの理想とする世界ってなんなの?」
「よくぞ聞いてくださいました。私の配下、黒達にしか理解を得ていませんが私の理想とする世界は平和な世界。犯罪者のいない世界です」




