表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/26

20 王宮大審議室に乱入だあ!

魔法陣から光が消え失せ、ルーファス達は周りを見ることが出来た。


王宮の大審議室に、グオール王、宰相、重臣達、主だった貴族らが揃っていた。


その空いた中央の空間にルーファス、シルビア、ジンの3人が立っていた。

聖剣ケンはジンの腰に。

聖女瑠璃は、瑠璃猫に変化していた。


突然の不審者の不思議すぎる乱入。大臣、貴族、護衛兵士らは騒ぎ出した。


「な、何なのだ!突然!」

「不審者を捕らえろ!」

王側の側近達。


「いや、ルーファス様だそ?」

「魔王討伐へ出たルーファス様が、何故ここに?」

「聖女様と、、、平民?それに、猫?」

「どうやって現れたのだ?」

困惑しざわめく貴族、重臣たち。



「ル、ルーファス!

な、な、何をしに来た!魔王討伐はどうした!」

グオール王がルーファスを怒鳴る。(生きていたのか。始末するよう指令を出したはずなのに!)


「討伐すべき魔王など、最初からいなかった。討伐すべきは、あなただ!

民を苦しめる政を敷いたあなたに、この国は任せられない!退位せよ!叔父上!」

ルーファスが国王を指さし、言い放った。


「戯言を!近衛兵、この反逆者共を捕らえよ!」


王の怒号に、武器を持った近衛兵達がルーファス達を取り囲んだ。


ルーファスはひるまない。

部屋にいる貴族、重臣達に問いかけた。

「聞け!グオール王は神聖なる聖剣紛失を隠した!

隠蔽するため、私をニセモノと知りながら勇者として魔王討伐に送り出したのだ!

最初から私を亡き者にするつもりでな!

私の母上と妹の生命が惜しくば、生きて戻るなと私を脅した!

本物の勇者はココにいる!聖剣に選ばれた勇者、ジンだ!」

ルーファスがジンの肩に手を置いた。


「えっと、はい!勇者、ジンです!こちらが本物の聖剣です!」

注目されてビビるジン。それでも頑張って聖剣を掲げて見せた。


「なんだ?そのボロい剣は!」

グオール王。


「神聖なる聖剣?あれが?」

「ただの古びた剣に見える」

ヒソヒソ声が聖剣を疑う。


(本物、見たことないのかよ!、、

どうすれば聖剣と信じてもらえる?)ジン。

(やっぱり、聖剣に見えないよねー)瑠璃猫。


「こちらこそ、聖剣でございます!そして、こちらが聖女様です!」

シルビアが瑠璃猫を指す。


「はぁ?猫だろ?」

「聖女はシルビア様だったはず?」

困惑する貴族達。


「しかし、猫が聖女だなんて、、、」

しだいに笑い声が起こり始めた。


瑠璃猫は、悔しかったが、黙っていた。ニャアと鳴いたら、余計に笑われそうだ。


そこに、雷が落ちたような怒声がこの場にいる者たちの頭に響き渡った。

『痴れ者どもが!黙っておれば無礼極まりない!私が聖剣である!ひかえよ!』


「な、なんだ?今の!」

「声が、頭の中に!」

「偉そうな声がした!」

場がざわめきたった。


審議の間にいた神官の1人が、瑠璃猫を見て震えながら言った。

「あの男の頭の上にいるブルーグレーの猫!召喚の儀式で出て来た猫でございます!聖女様?猫が?、、、ならば、召喚の儀式は、成功していたのです!」


審議の間がざわめいた。


「猫だが、聖女様であられる!」ルーファスが堂々と言った。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ