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とある天才の残念なお話  作者: 黒鯨
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ラスボス再び

予想外な大盛り上がりを見せた体育祭が終わり、オレは現在いつもの二人と帰宅している途中である。


普段まるっきり運動していないせいだろうか?さほど時間が経過していないのにも関わらず体の節々が悲鳴をあげている‥‥。一刻も早く風呂に入り体を休めたい気分だ。


誠 「いやぁー、それにしても予想はしていたがキミの底が全く見えないな!」


恋華 「本当だよねー!何か色々ともったいないけど‥‥裕くんらしいっちゃ裕くんらしいよね‥‥。」


オレ 「‥‥金輪際真面目に走るつもりは無いぞ。今にも筋肉痛で倒れそうだ。」


恋華 「とても同い年の発言には思えないわね‥‥。」


「まぁー今日は、裕くんが約束守ってくれたから気分が良いし!ファミレス行こう?奢るからさ!」


誠 「オレは構わないぞ!‥‥でも‥‥」


オレ 「悪いな!今日は勘弁してくれ‥‥。マジで疲れたわ。」


誠 「OK!という訳で今日は解散にしようか?」


恋華 「‥‥はぁーい。またね!」


オレ 「お疲れさん」


誠 「お疲れ!」


珍しくファミレスの誘いを断ってしまったが、まぁー今日は良いだろう。やけに素直に解散になって若干不気味ではあるが、流石にバチは当たらないだろう。有りがたく帰らせてもらおう‥‥。



‥‥

‥‥


何だ?


重い体にムチを打って無事我が家に帰宅したのだが‥‥見慣れない高級車が2台家の前に止まっていた。更に不可解な事に父親の車まで止まっている‥‥。正直嫌な予感しかしない。


今さらの話になるが、現在父親と二人暮らしをしているのだがオレと父親はめったに顔を合わせる事は無い‥‥。仕事が忙しいらしく家にいない日がほとんどである。そんな父親がこんな時間に居ること事態オレにとっては異常事態なのだ。


ガチャ


恐る恐る家に入るとビカビカの革靴が3足並んでいた。そして居間で父親と会談をしているっぽかった。全く関わりたく無いが、一応住人の義務を果たすべく挨拶だけしておく事にした。


オレ 「コンチワ」


父親 「久しぶりだな。そこに座りなさい。」


オレ 「‥‥できればシャワー浴びたいんだが‥‥。」


父親 「後にしろ!お前にお客様だ‥‥。」


??? 「初めまして裕貴くん。少しお時間いいかな?」


オレ 「はぁぁ‥‥。少しなら。」


‥‥

‥‥


ん?


良く見たら一人見たことあるオッサンが混じってる気がする。誰だっけな?


「やぁ!久しぶりだね天草くん。」


‥‥

‥‥


思い出した。いつか論破してやった校長だ‥‥。



何なんだ?ハッキリ言って校長が直々に家にくる程悪い事した記憶ねーぞ。法に触れる様な事は絶対してません。


校長 「行きなり押し掛けてすまないね。こちらの方々がキミに大事な話があるという事でお邪魔させてもらったんだ。」


??? 「私こういうものです。」


謎の人物から立派な名刺を受け取り、目をやると‥‥バスケットボールU18日本代表監督「片桐」と書いてあった。



は?


なんの冗談ですか?



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