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とある天才の残念なお話  作者: 黒鯨
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体育祭編6

昼食休憩が終わり午後の競技が始まった。 因みにオレの出番は、全体競技の大縄飛びとリレーの決勝のみになっている。


午後イチの競技である大縄飛びを全体の3位という好成績で終えた我々1ーEは総得点でも3位という位置につけている。


そして、現在行われてる借り人競争とリレーの決勝の結果次第では普通に優勝もあり得る状況だ‥‥。


因みにだが一応リレーの作戦会議的な事をしたいと思っているのだが、親友のイケメンがさっきから借りられっぱなしで一向に会議が進む様子が無い。自分のクラスだけでは無く、隙あらば女子どもが誠を「狩り」にくる始末だ。


オレ 「友よ!もう面倒だからお前から女子二人に走る順番を変える事を伝えといてくれ」


「悪いが此処にいたら無駄な注目を浴びるから場所変えるわ」


誠 「リレーの事は分かった!」


「すまないな!友よ!」


雪音「あのー?いいかな?」


オレ 「‥‥」


雪音「裕貴くん!お願い出来る?」


オレ 「‥‥お題わ?」


雪音「ゴールの時じゃないとダメなルールなの。」


オレ 「分かった。」


因みにお題は隣の席の生徒でした。


ここから、雪音に借りられた事が切っ掛けでまさかの天草ラッシュに入ってしまった。


木ノ下 「ねぇ!ヘルプ」


オレ 「‥‥あ?本当にオレか?」


木ノ下 「誠いないから代打。」


お題は同中の異性でした。リレーの代打に嫌々、代打扱いされました。


雫 「いたー!チーターくん!ヘルプ!」


オレ 「誠の代打か?」


雫 「違う違う!キミじゃなきゃダメなやつ!」


陰キャラ‥‥って‥‥クラス違いますよね?


普通にOK出ました‥‥。お前らにオレの何が解るんだ?


薫 「天草くん‥‥いい?」


オレ 「陰キャラじゃないよね?」


「うん!違うから安心して!」


人見知り‥‥だけども。。。


恋華 「裕くん!出番!」


オレ 「断る!むしろお前馬鹿か?棄権しろや!」


恋華 「ダッシュしないし大丈夫だよ!お題も楽だし!」


腐れ縁‥‥。



無駄に出番が回ってきた借り人競争の結果だが出場した選手のポイント以外にも、借り出された生徒の貢献度ポイントがあったらしくウチのクラスはぶっちぎりの好成績を納めていた。


その結果‥‥全体の2位になってしまい、次のリレーの決勝で2ーAより上の成績且つ3ーAより下にならなければ優勝する事になった。


そして今から、リレーの決勝が始まろうとしている。


因みにまたまたいい忘れていたが、恋華の代わりに走る「木ノ下 良美」 「きのした よしみ」

はオレと同じ中学の出身で恋華と誠とは割と仲が良いらしい‥‥。もちろんオレとは全く仲が良く無いと言って良いだろう。恋華が「キヨちゃん」と呼んでたから今日まで「キヨエ」って名前だと思っていたくらいだ。アダ名だったのね‥‥。


その木ノ下はオレに文句が言いたくてたまらないらしい。


木ノ下 「ねぇ!あんたのせいで恋華の代わりにリレー走る羽目になったんですけど‥‥?」


オレ 「あ?オレは、ただ同じ中学の足速い奴に代わってもらえって言っただけだぞ?」


木ノ下 「‥‥てかさ?昔から気になってたんだけど‥‥何で超人二人から特別扱いされてる訳?」


オレ 「‥‥さぁ?オレが聞きたいくらいだ‥‥」


木ノ下 「とにかく!誠と恋華に頼まれたから引き受けたけど‥‥本当にあんたを信じて大丈夫なんでしょうね?」


オレ 「‥‥あぁ!負けたら全部アンカーのせいだ!だから協力してくれないか?」


木ノ下 「‥‥分かった。頑張ってみる‥‥」


誠 「よし!奏 良美 友よ!オレ達に焼肉が掛かってるみたいだ‥‥。いっちょやってやろうじゃないか!」


奏 「もち!」


木ノ下 「あんまり期待しないでよね‥‥」


オレ 「全くだ!」


さて‥‥どうしたものだろうか‥‥。



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