↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
とある天才の残念なお話  作者: 黒鯨
41/48

体育祭編4

午前中の競技


ぐるぐるバット


騎馬戦


30人31脚


大玉転がし


リレー予選


となっている。


そして当然ながら競技の成績によってクラスにポイントが加算されていき順位を争うのだが、これまでの競技で好成績を納めているみたいだ‥‥。全体の4位だと?焼肉パワーまじやべー。

そして何故かリレーのポイントは他の競技に比べて大きいらしい。リレーだけじゃなくて全員参加の競技がややポイントが優遇されててるみたいだが、リレーが一番の高ポイントなのは理解不能である‥‥。まぁー大方盛り上がる!ってとこだろう‥‥。


だが残念な事に考えた奴らの思惑どおりに大変な盛り上がりを見せていた。


「おぉ!リレーの結果次第ではマジで焼肉あるやつじゃん!」


「恋華ちゃん!奏ちゃん!誠くん!頑張って!」


クラスの野次馬が騒いでいる。


‥‥

‥‥


ワタシハガンバラナクテイイノカナ?


奏「よっしゃ!恋華!誠っち!チーターっち!いっちょやるよ!」


恋華 「OK~」


誠 「だそうだが?友よ!」


オレ 「抜かれないよう努力します。」


いい忘れていたが、リレーのメンバーである


「向井 奏」「むかい かなで」はテニス部のゴリゴリの体育会系でやる気満々な御様子でいらっしゃるみたいです。チーターっちって‥‥。初めて言われたわ!


体育館で行われる体育祭にトラックなんてものはないので、カラーコーンで特設された1周150メートル弱のコースを使用するみたいだ。そして女子が1周男子が2周で争われる事になっている。

300メートルダッシュって‥‥殺す気ですか?


因みに走る順番は 恋華 オレ 奏 誠 だ。


「只今より!クラス対抗リレー予選1グループの競技を開始します。選手の皆さんはスタート位置に集合して下さい。」


体育館のトラックにレーンなんて存在しないのだが、一応6コースあってくじ引きで抽選されている。1ーAから3ーFまでの18クラスを3つのグループに分けて上位2クラスが決勝に行ける仕組みだ。我々1ーEはグループAの5コースになったみたいである。


1コース 1ーB


2コース 3ーF


3コース 3ーC


4コース 2ーA


5コース 1ーE


6コース 2ーE


部活をやっていないオレからすると集まった生徒の顔を見ても誰が速いのかさっぱり分からないがオレ以外のリア充3人は2ーAがヤバいと声を揃えて警戒していた。他のクラスの戦力なんて1ミリも興味無い。それに多分うちのクラスも他のクラスに全く同じ事思われてますよ‥‥。


他のクラスからすると何でこのメンバーで帰宅部のオレが選らばれてるんだ?って思っているかも知れないな。‥‥私もそう思います。


まぁー今さら嘆いても手遅れだし与えられた任務を無事こなして魅せましょう。どーせ恋華がぶっちぎってバトン持ってくるんだろうからなぁ。アイツより速い女、観たことねーし!そのまま次に繋げればいい簡単なお仕事さ!ただちょっと疲れるだけで‥‥。


そういや‥‥アイツ珍しくちゃんと走れだの抜かれたらコロスだの言ってなかったな‥‥。緊張でもしてんのか?


「位置について!よ~い‥‥どん!」


「さぁー注目の先頭争いは‥‥おーっと!優勝候補の2ーA早くも先頭に躍り出ました!続いて3ーC ‥‥その後1ーE‥‥」


‥‥


‥‥


なんだと?


全く予想外の出来事に目を疑いたくなったが、本当にあの恋華が二人に先行されていた。いくら相手が上級生といってもオレには未だに信じがたい光景だったが、手を抜いて走ってる訳でも無いだろう。


「ここでトップの2ーAが第2走者にバトンを渡したー。続いて3ーC!僅差で1ーEが続く!」



どうやら決勝に行くには前を走る3ーCの男子を抜くしかない様だった。


「おーっと!1ーE 3ーCの背後をぴったり追走中!早くも2ーAは独走態勢に入った。焦点は2着争いかー?」


オレは前の選手をぴったりマークし最後の直線で2ーCの真横に並び、ほぼ同時にバトンを手渡した。


その後は、やる気満々の二人が抜かれる訳も無くあわや2ーAに迫る勢いで予選を突破してしまった。


幸いな事に最後の二人がぶっちぎりの速さを披露してくれたお陰でオレに注目が集まる事はなかったが、クラスはもうお祭り騒ぎになっていた。


「焼肉!焼肉!」


そんな中、オレにはどうしても納得の出来ない事が一つだけあった‥‥。



オレ 「おいっ!恋華‥‥。ちょっと面貸せや!」


恋華 「‥‥何?告白?」


オレ 「‥‥次ふざけたら‥‥」


恋華 「分かった!‥‥から余り目立たないで。お願い‥‥。」


‥‥

‥‥


そういう事かよ‥‥。友よ‥‥。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。