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とある天才の残念なお話  作者: 黒鯨
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新学期編1

9月1日


楽園だった夏休みが終わり、本日から2学期が始まろうとしていた。とても憂鬱で仕方無いのだが一応学生である以上は始業式という謎の儀式に参加しなくてはならない為、いつも通りのルーティンでコンビニに向かう事にした。


残念な事に今週のジャ○プは既に購入済みだったので、朝飯だけ購入し学校を目指していると親友に声を掛けられた。


誠 「やぁー。友よ!」


「昨日は完璧な居留守だったね!みんな残念がってたぞ!」


オレ 「おー。友よ!」


「居留守とは酷いな!オレにはどうしても避けられない運命があったのさ!」


‥‥‥‥

‥‥‥‥


まさか?あの完璧な計画がバレる訳無い。

フッ‥‥。行きなりブラフとは、やるな!友よ!



誠 「そうか!遂に攻略に乗り出したってところかな?」


「まぁー!オレはあまり口を出す気は無いから安心してくれ!」


オレ 「 ‥‥‥‥ 」


「助かるわ!友よ!」


「しかしお前‥‥有能過ぎないか?」


‥‥

‥‥

何故バレる?


誠 「キミだけならともかく‥‥。」


「恋華とも連絡が着かないのは‥‥流石にね‥‥

」


オレ 「確かにな!悪いのはアイツだな!」


誠 「ははは。」


「因みに恋華と一緒にいると確信してたのはオレだけだから、安心してくれていいよ。」


「で?OKしたのかい?」


オレ 「お前‥‥分かって聞いてるだろ?」


「後悔させてやる!だってよ!」


誠 「アイツも遂に本気モードか‥‥。」


「2学期が楽しみだな!友よ!」


オレ 「勘弁してくれ‥‥。」



誠との通学途中、珍しく渦中の幼馴染が合流してくる事は無かった。流石のアイツも昨日の今日じゃ顔を合わせにくいのだろう‥‥。

此方としてもどういう反応をすれば良いのか分からないし妥当な判断だと思う。良くやった!恋華!


しかし、不愉快な事に教室に着くと直ちに考えを改めさせられたのだった‥‥。


恋華 「あっ!裕くん!誠くん!」


「おはようー!2学期も宜しくね!」


オレ 「おーっす‥‥。」


誠 「やぁー!恋華!髪切ったのかい?イメチェンてヤツかな?」


恋華 「うん!昨日どっかの誰かにこっぴどくフラレたから!‥当てつけでその人好みにしてみたんだ!」


「どう?似合ってるかな?」


誠 「恋華は何でも似合うと思うぞ!」


「なぁー?どっかの友よ?」


オレ 「‥‥何の話かは知らんが‥‥まぁー似合ってるんじゃねーの?」


‥‥

‥‥


オレの好みが筒抜け過ぎるだろ。。あと!フラレたとかこんな所で言うな!アホなのか?


恋華 「へへへ」「ありがとー。」



ざわざわ


ざわざわ


「おい!恋華様がフラレたってよ!」


「マジでか?何様のつまりだ!あのやろ‥‥まてよ?これは、ワンちゃんあるのか?」



野次馬乙!そしてそれ死亡フラグですから‥‥。



雪色 「裕貴くん!おはよー!」


「‥‥なんか盛り上がってるね?」


「もしかして‥‥昨日‥‥」


オレ 「悪いな!昨日は体調悪くて病院に行ってたんだ!」


「まだ本調子じゃないから、保健室に行って来ます!」



ガラガラ



金田「 天草よ!始業式までまだたっぷり時間があるぞ!席に着くが良い。」



‥‥

‥‥


詰んだ。




この後、ホームルームが終わり次第野次馬の群れから無限尋問の刑を食らった。


まぁー学年1の美少女がフラレたあげくにイメチェンすれば騒ぎになるのが仕方ない事なのは理解できる。しかし、あの女!確実にオレを巻き込むつもりで地雷を落としやがった。しかも嬉しそうに舌を出してウインクしてやがる。マジで‥‥いらねぇーわ!


あぁー。そういや泣きながら後悔させてやるって言ってたわな!‥‥死ぬほど後悔したが、やり方が陰湿すぎるだろ!


‥‥

‥‥


その後、午前中で学校が終わり2学期初日が終了する流れになった。


恋華 「裕くん!誠くん!お腹空いたからご飯行こう?」


オレ 「お前‥‥責めて奢れよな。」


誠 「ハハハ。友よ!女子にたかるとは流石だな!」


オレ 「お前らはオレに恨みでもあるのか?」


誠 「少し!」


恋華 「かなり!」


オレ 「ハッ!」 「舐めるなよ!」


「好感度なんてくそ食らえだ!何処まででも下げてやんよ!」「天草 裕貴が命じる!」


「我に奢れ!」


恋華 「うわぁー最低だけど‥‥しょうがないからファミレス行こう!」


冷静に考えたら元々この二人以外に友達なんか居ない訳だし、周りにどう思われようが知った事出は無い。入学式当初と何も変わらないのだ。


‥‥

‥‥


恐ろしい事に人気者二人に慣れすぎて自分も周りの目を多少気にするようになっていた。馬鹿馬鹿しい。‥‥オレには無縁な話だ‥‥。

















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