とある夏休みの話1
中間、期末とテストを無事乗り越えたオレは夏休みという自由を手にいれる事に成功した。通知表に2と3しか無かったが全く問題無い。ノープロブレムだ!
しかし、個人的に1つ気に入らないことがある。体育が2だった。これは人生で初めての事だった。確かにオレは体育の授業で目立った成績を全く残していなかったが、運動音痴とでも思われているのか?これだから数字でしか判断出来ない奴はお話にならない。
まぁ結果は素直に受け止めて逆に最大限に利用させてもらうつもりである。2学期に開催されるであろう体育祭のリレーや個人種目を全て辞退する言い訳を手に入れた。完璧な布石になったであろう。
とりあえず!しばらくは何も考えないで自由を満喫しようじゃないか!
メシ。アニメ。寝る。
メシ。漫画。寝る。
メシ。読書。寝る。
やべー。暑すぎて麻雀やりにゲーセン行く気にすらなれない‥‥。一歩も家から出たくないわー。
夏休みが始まって、はや1週間が経過した。オレはこの1週間スマホをサイレントモードにして放置をしていた。
ピンポーン! ピンポーン!
午前10時前‥‥インターホンが鳴り響いたが、寝起きということもあり居留守でやり過ごす事にしよう。
‥‥
‥‥
ピンポーン!ピン!ピン!ピン!ピンポーン!
うるさし!うるさし!うるさし!
居留守使ってんのがわっかんないの?
って感じだ!
だが、オレは冷静さを保ちドアを空けることを放棄し二階から玄関を覗き混む‥‥。
そこには暴力陰陽師では‥‥無く、暴力幼馴染とその御一考がいた‥‥。
どういう事だ?
部活じゃないのかよ?
とりあえず‥‥あの男に連絡だ!
スマホがバッテリー切れだった‥‥。
オレは急いで充電を開始し親友に電話をする‥‥。
誠 「やー!友よ!今起きたのか?」
オレ 「‥‥状況を報告せよ!」
誠 「今日は部活が休みだからみんなで海に行く事になったんだが?」
「どうやらキミがスマホを放置しているだろうという結論に至った訳さ!」
‥‥
‥‥
うわ‥‥。
メッセージ45件。
不在着信27件。
空けるのが怖い‥‥。
オレ 「と‥‥友よ!」
「実は今、親戚の家に里帰りをしていて家にいないんだ!申し訳無いがまたの機会に‥‥。」
誠 「因みに先ほど恋華がその親戚のお姉さん?なのか?電話してキミが来ていないのを確認していたみたいだが、それでも構わないかい?」
‥‥
‥‥。
オレ 「準備するから10分くれ。」
誠 「話が早くて助かるよ!」
「因みに恋華は準備体操しているから覚悟を決めてから出て来てくれ。。。」
‥‥
‥‥。
‥‥不幸だ。
その後、暴力幼馴染と何故か怒っている薫さんだっけ?に死ぬほど説教をされながら海を目指す羽目になった。
メンバーは、オレ、誠、恋華、薫の4人って事になったらしい。
いつかのファミレスのメンバーから雪音と雫が抜けた面子だ。部活が休みなのは、バスケ部だけだったらしく陸上部の雫は不参加になったみたいだ。そして、雪音は日焼けしたくない理由で海が苦手らしい。
‥‥
‥‥
くっ!その手があったか!
だいたいが!なんの目的もなく海に行って何が楽しいのでろうか?泳ぎたいならプールにすれば良いのに‥‥。どっちにしろ興味無いんだけどね‥‥。




