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とある天才の残念なお話  作者: 黒鯨
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期末テスト編4

朝から予期せぬラスボスとの決戦を終えて1限目の現国の授業を迎えた。結果から言うとオレの点数は98点だ。これでひとまず追試と補習は免れただろう‥‥。


正直に話すと、この現国の点数に少々驚いていた。オレは今回100点か0点を取るつもりでテストに参加していたのだ。


何故0点の覚悟をしていたのか?それは全テストの最後の問題の解答欄に、正解の答えを記入した後に


「しかし結果を公表するので有れば全回答を拒否する」


と記入したのだ。


どうやら学校側は最後の問題のみ解答拒否という判断をしたらしい。そして、全教科で同じ事をしたので学年会議が開かれラスボスに呼びだされたという経緯なのだろう。


しかしこれは予想外の事態である‥‥。こうなるとオレは全教科98点という事になり計686点で普通に公表されてしまう恐れが出てきたのである。


これは困った‥‥。


それだったらいっそのこと0点扱いで補習の方がまだマシだったのでは無いのだろうか?


そんな事を考えてるうちに気づいたら休み時間になっていた。


恋華 「ねー‥‥裕くん?絶対なんかしでかしたよね?」


誠 「友よ!朝から呼び出されるのは流石に尋常じゃないぞ!」


オレ 「安心しろ!魔王はこのオレが倒した‥‥。」


誠 恋華 「どういうこと?」


その後2日にかけて全教科のテスト結果が帰って来た。予定通り686点だと思いきや最終問題が5点の教科と4点の教科があったらしく675点という結果だった。そして今回からテスト結果の公表は廃止になった。


オレ 675


誠 677


恋華 679


‥‥

‥‥


お前ら‥‥ってヤツは。。。


何だか自分が天才だと思っていたのが恥ずかしくなってしまった。僕は生まれかわったらイケメンになりたいです。



恋華 「‥‥危なかったけど勝ちは勝ちだよね?」


オレ 「‥‥煮るなり焼くなり好きにしてくれ。」


恋華 「えーっと!裕くんは彼女欲しくないの?」


オレ 「そんなんで良いのか?」


恋華 「待った!じゃあー好きなタイプ教えてよ!マジなやつ‥‥。」


オレ 「ファイナルクエッションか?」


恋華 「‥‥うん!」


オレ 「ロリ美乳だ!巨乳ではなく美乳ってのが重要だな。」


恋華 「‥‥死ねば?」


真面目に答えたつもりなのに‥‥何故だ?


そして何故か盗み聞きしていたら井川さんから冷たい視線を向けられている‥‥。


何故だ?


誠 「友よ!そうだったのか?」


「オレは巨乳派だ!」


何故だろう?追試と補習という修羅場を回避する事に成功したのだが‥‥オレと誠は何かを失った気がする‥‥。

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