とある休日の夢の話2
試合に負けて担任と親友以外のチームメイトに心底絶望したオレは一切のチームプレーを放棄する様になった。責任は取る‥‥。即ち自分の力だけで試合に勝つつもりで試合に臨む様になった。
突然のプレースタイルの変化にオレ以外の全員が困惑していたが、事実!圧倒的な活躍をしたので周囲はアホみたいに喜んでいた‥‥。
突如覚醒したオレ「 天草 裕貴 」と元々県内トップクラスの実力者「 藤宮 誠 」の両エースの活躍で県大会に無事出場を果たし、当たり前の様に優勝した。そして県ベスト5にオレと誠が選ばれた。そして優勝した次の日、地元の焼き肉店で打ち上げが開催されたがオレは無許可で辞退し部室のロッカーに来ている。
ロッカーの中身を空にし荷物をまとめ駐輪場に行こうとした時、汗まみれの親友が現れた。
オレ 「‥‥よー!友よ!焼き肉は嫌いなのか?」
誠 「まーね‥‥。そんな事より友よ!今はまだ6月だ‥‥大掃除は早くないかい?」
オレ 「‥‥お見通しかよ‥‥。」
誠 「どうしても気は変わらないか?」
オレ 「変わらないな。どうして分かったんだ?」
誠 「あの日以来‥‥明らかにキミがオレ以外を視るときの目が変わった。まるでゴミでも視るみたいな冷たい目だ‥‥。」
オレ 「実際思ってるからな。隠すつもりもないな!」
誠 「友よ!頼みがある。あの時のリベンジをさせてくれないか?」
オレ 「‥‥オレが勝ったら?」
誠 「2度とつきまとわらないと誓う!」
オレ 「乗った!」
どうやら親友には、オレが県大会を優勝しバスケ部を辞めるつもりだった事はバレていたみたいだ‥‥。そして打ち上げをバックレたオレがロッカー清掃をしていると確信しダッシュで止めに来た。
オレ 「始める前に1つ聞いていいか?」
誠 「もちろん!」
オレ 「誰の為に勝負するんだ?」
誠 「‥‥自分の為さ!それに凄い奴がいたら勝負してみたくなるだろ?‥‥。」
オレ 「そうか‥‥。ルールは前回と一緒でいいか?」
誠 「オーライ!但し本気で頼む‥‥。」
オレ 「‥‥あぁ!もちろん。」
‥‥
‥‥
一年前、公民体育館で行われた1or1と同じルールで勝負し5対0で勝利した。
オレ 「悪いな!友よ‥‥。世話になった‥‥」
誠 「いや‥‥。此方こそありがとう。本気で勝負してくれて感謝する。」
こうして親友にだけ辞める事を告げ全国大会に出場せずにオレはバスケ部辞めた。
体育館を後にし、どうやら1or1を観ていたらしい幼馴染が涙を流していたのを見ない振りして家に帰った。




