期末テスト編3
ピピピピピ。
スマホのアラームが鳴り響いた。徹夜なんて某RPG以外では始めてだ。やはり前日に全て叩き込むと言うのはさすがに少し無理があった様だ。テストが2日に別れていて助かった。本日は‥‥
1限目 現国
2限目 数学
3限目 科学
4限目 OC
となっている。4時限しか無いのでもちろん午前中で帰れるのである。テスト期間中で唯一の嬉しいところだ。
学校に着くといつもの二人が早速冷やかしに来た。
誠 「おー!友よ!どうだい崖っぷちってやつの気分は?」
恋華 「裕くん!今回はもう始まる前から勝負するって決まってる事忘れないでよね!」
オレ 「わーってるよ!寝てねーんだから、ギャーギャー騒がないでくれ。」
恋華 「裕くんが勉強‥‥したの?」
誠 「‥‥これはヤバいんじゃないか?恋華?」
オレ 「お前らはオレを怒らせた!それだけさ‥‥。」
誠 「オレ何もしていないんだが‥‥?」
恋華 「‥‥」
自分の席に付き恋華のノートを読み返していた。
よっぽど珍しかったのだろう。周りがざわつき始めた。
「おい!チーターが起きて勉強してるぞ‥‥」
「奇跡も魔法もあるんだね‥‥」
うぜーぞ野次馬少女!
雪音 「天草くん!天草くん!目が真っ赤だけど大丈夫?」
オレ 「あー。一睡もしてないから次倒れたら起き上がれないだろうな‥‥。」
「つまりベストコンディションだ!」
雪音 「えーっと‥‥!」
「妹じゃないし!惚れないよ?」
‥‥すまない井川さん‥‥。つい勢いで茶番に付き合わせてしまった。
そしてテストが始まった。
‥‥
‥‥
集中していたせいか、あっという間に4時限まで終了し1日目を無事終えた。さすが恋華のノートである。おそらく余裕で90点以上だろう。
駄目だ眠すぎる‥‥。
恋華 「大丈夫?さすがに無理しすぎじゃない?」
オレ 「絶対に負けられねー戦いがあるんだ。」
恋華 「‥‥」
そんなに嫌なの‥‥?
2日目
1限目 古文
2限目 英語
3限目 歴史
誠 「友よ‥‥。まるでゾンビだな。」
オレ 「悪い‥‥今は無駄な体力を使う余裕無い。」
恋華 「‥‥あれに負けるのだけは嫌だ!」
‥‥
‥‥
キーンコーンカーンコーン‥‥そこまで!
‥‥
‥‥
燃えたよ‥‥燃え尽きたよ‥‥。
無言で教室を後にして家へ向かった。誰も声を掛けてくる事は無く、あとは月曜日の結果発表を待つだけだ。
寝る!以上。




