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とある天才の残念なお話  作者: 黒鯨
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期末テスト編2

恋華からノートをコピーさせてもらって家に帰ってきた。先ほどの事が頭から離れない。アイツどういうつもりだったんだ?もしかしたら勉強会的な事がしたかったのかも知れない。いや!それなら得意のファミレスでよかったんではないだろうか?他に人を誘っていた様子は無いし‥‥。


‥‥

‥‥

まさかな?オレを家にあげたところでなんもメリットは無いだろうに。

確かに昔はアイツの家に頻繁に出入りしていたしアイツのお母さんにも可愛がってもらっていた。しかし今さら家に行きづらいだろ‥‥。


ただ単に恋華のど天然が炸裂したって事にしておこう!


話は変わるが、家で勉強するなんていつ以来だろうか?最後に家で勉強したのは高校入試直前の時だったか?流石に高校入試で手を抜いて落ちるのは恥ずかしすぎると思い、それなりに勉強したのを覚えている。確か‥‥終わった後の自己採点で全教科92点を取ったつもりでいる。発表はされてないがオレの入試の点数は460点だろう。我ながらちょっとやり過ぎた気がする‥‥。


しかし今回はそんな事を言ってられない状況になってしまった。補習なんて絶対にやりたくないし、恋華に負ける訳にはいかない。アイツがどんな質問をしてくるか解らないが、おそらく真面目に答えなかったらすぐバレる。何故かは解らないがアイツはオレの嘘を看破する能力に長けているのである。そんなに解りやすいクセでもあるのか?完璧なポーカーフェイスのつもりでもアイツには通じなかった。


それにしても恋華ノートは非常に優秀だと思う。実に見易いし要点が抑えられている。このノートで毎回勉強してれば毎回一桁の順位を取れるのも納得だ!


現国 古文 数学 科学 歴史 英語 OC の7教科700満点の勝負か。因みにOCとは、オーラルコミュニケーションとか言う名前の要は英語だ!普通の英語との違いが全く解らない。


おそらく恋華は640から660点は取ってくるだろう。前回の中間テストで645で8位だったような気がする。それ以上取るしかないのか?下手したら3位くらいになっちまうじゃねーか!因みに、前回の中間テストのオレの順位は224点の147位だった。こりゃー嫌でも騒がれるな‥‥。そもそも何故テストの順位を張り出す必要があるんだ?プライバシーの侵害では無いだろうか?‥‥‥‥だんだん腹が立ってきた。


‥‥

‥‥


よし!


トルルル トルルル


「はい!もしもし神崎高等学校です。」


オレ 「あのーいきなりで恐縮なんですが明日の期末テストの結果の公表についてお願いがあるんですが‥‥。」


「お前‥‥天草だな。」


オレ「匿名希望のラジオネーム恋するウサギちゃんと申します。」「それで!テストの順位発表を辞めて頂きたいんですが‥‥。」


金田 「天草!お前どういうつもりだ?そもそも結果の公表は全教科上位50以内の者だけな筈だが?お前に関係あると?」


オレ 「僕は天草ではありませんが、あれのせいで真面目にテストに参加出来ない生徒がいるのは事実ですね‥‥。」


金田 「つまり公表のせいで毎回全教科同じ点数を取っていると言いたいのか?」


オレ 「いえ!公表が無くても全教科同じ点数ですけど、合計点数が変わります。」


「じゃあー10位以内にオレの名前があった場合のみでいいんでオレの名前だけ省いてもらえませんか?此方も補習がかかってるんで‥‥。」


金田 「‥‥分かった。検討する!しかし私の一存だけでは判断しかねる問題だ!実際に結果が出た時に申し出をすると約束する!それでいいか?天草?」


オレ 「天草ではありませんがそれで大丈夫です。ありがとう!未来ちゃん!」


プープープー。


まぁー半信半疑だがこれで大丈夫だろう。

さてと‥‥ノート叩き込むか‥‥。

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