期末テスト編1
6月中旬‥‥相も変わらずのろりくらりと毎日を過ごしていたオレに事件が起きた。話のオチを先に言わせて貰うと補習の危機に陥ったのだ。
話は1ヶ月程遡る‥‥。
恋華 「裕くん!裕くん!テストの結果どうだった?」
誠 「‥‥流石に成績に直結するテストだからね!真面目にやったんだろ?友よ!」
オレ 「フッ!当たり前だろ?誰が好き好んで補習やら追試やらせねばならんのだ!」
恋華 「だよねー!安心したよ!じゃあー実テのリベンジさせて貰おうかな?」
オレ 「悪い!それは無理だ!」
「全教科32点だから無理!勝負にならん。」
誠 恋華 「‥‥」
‥‥
‥‥
説明しよう!我が高校の赤点のボーダーラインは30点となっている。つまりオレは一応保険をかけてボーダーラインに1問上乗せした得点を叩き出したのだ!なんて用意周到なんだろう‥‥オレ!
因みに赤点は強制で追試。5つ又は、通知表に1がついたら補習決定なのである!
恋華 「あのさー!毎度毎度なんなの?」
「馬鹿なの?そんなわざわざ点数計算して問題解くより解る問題答えた方が楽だと思うけど?」
誠 「恋華は実にいいことを言った!友よ!知っているか?」「今の通知表の採点基準の事を‥‥。」
オレ 「あ?知らん!赤点取らなきゃ正義だろ?」
担任 「ハハハ!甘い!甘いぞ天草!」
「お前は私に義務教育がどうのこうのと講釈をタレたな?今度こそ痛い目にあって貰うぞ!」
‥‥
‥‥
このオバサンは何をほざいてんだ? 因みに担任は 金田 未来 「 かねだ みく 」と言う名前の29歳独身でかなり美人だがオレとは全くと言っていいほどウマが合わない‥‥。
要約すると‥‥オバサンが言うには、今の教育機関の通知表の採点基準は相対評価から絶対評価というものになったらしく仮に赤点をとっていなくても授業態度や提出物などから1を付けれるらしい!
‥‥
‥‥
なんと!理不尽な!オレより点数の低い奴を差し置いてオレに1を付けると抜かしやがった。このクソババアが!
オレ 「い‥‥いゃあー!金田先生?今日もキレイですね!‥‥ところで質問なんですが‥‥因みに次の期末テストで何点くらいとれば2付けてくれますか?」
金田 「お前の欠席日数と授業態度を考えたら90点は取らないと厳しいだろうな!私も鬼じゃない採点は公平にするつもりだ!健闘を祈る!」
くっ!この腐れババアが‥‥何が公平にだ!次のテストで90点取ったら2回のテストの合計120点オーバーの平均60点じゃねーか!余裕で3は貰えるラインだろーが!どんたけオレが嫌いなんだ!こんちくしょーが!
‥‥
‥‥
という事で明日からの期末テストで全教科90点を目指す事になってしまったのである!流石に90点とる必要は無いとは思うが、あの腐れババアーの現国だけは、90点取らないとシャレにならない。うーん‥‥。実に困った!因みにオレは高校生になってからノートという物を使った記憶が無い。期末テストは実力テストと違って、授業中に習った範囲に絞られるがノートをとっていないと勉強効率が非常に悪い。
オレ 「なぁー恋華!ノ‥‥」
恋華 「無理!自業自得!」
オレ 「頼むよ!お嬢さん!お姫様!マザー・レンカ!」
恋華 「普通にバカにしてるよね?」
オレ 「分かった!じゃあー勝負をしようじゃないか!実テのリベンジを受ける!だからノートを貸してくれ!」
恋華 「‥‥」
「私が勝ったら何でも言うこと聞く?」
オレ 「バスケはやらねーよ!」
恋華 「じゃあ‥‥1つだけ真面目に質問に答えるってのはどう?」
オレ 「‥‥」「エッチな質問か?」
恋華 「真面目に言ってるんだけど。」
オレ 「そうか。1つだぞ。」
恋華 「分かった!でも!ノートは私も使うし‥‥貸せないから‥‥ウチくれば?」
‥‥は?
恋華 「ウチにいる間だったらノート貸してあげるって言ってんの!」
いやいや!馬鹿なのか?罠なのか?だけど‥‥コイツ‥‥。
オレ 「悪い!普通にコピーさせてくれ‥‥。」
恋華 「‥‥っ!」
‥‥
‥‥
どうやらマジで分かってなかったらしく、何故か顔を真っ赤にして涙目で全教科のノートを投げつけられた。そして無事コピーを終えてノートを返すと無言で走り去っていった‥‥何故だ?




