ファミレス編2
ここで状況を整理したいと思う。
現在ファミレスに男2人女4人がいて、親友1人、幼馴染1人、隣の席の女1人、そして戦力未知数の女2人、オレ、という謎過ぎる小集団が出来てしまった。この状況への突破口の鍵を握っているのは間違いなく親友のイケメンである誠であろう。
高いコミュニティ能力を持ち尚且つ5人共通の唯一の知人である誠大明神にこの場を円滑に仕切って頂く必要がある。頼んだぜ!友よ!
誠 「じゃあ!とりあえず皆座ろうか!」
恋華 「そうだね。裕くん!そっち詰めて!」
オレ 「えっ?あー悪い!」
雪音 「‥‥」
雫 「誠くん隣いい?」
誠 「もちろん!」
薫 「失礼します。」
‥‥
‥‥
何故だ?
薫 誠 雫
オレ 雪音 恋華
あまりこういう場に慣れてないオレだが、この席順には悪意を感じる‥‥。
誠の隣がプレミアムチケットというのは理解出来るが、だったらオレたちの方もオレが真ん中に座るべきでは無いのか?恋華め‥‥謀ったな!何がマザー・レンカだ!称号を剥奪してやる!
誠 「じゃあ!一応自己紹介をしようか!」
「1ーE 藤宮 誠 バスケ部 趣味はスポーツ全般で最近は映画鑑賞に興味があるかな。」
‥‥
‥‥
なるほど。まさかとは思ったが、オレ以外はみんな顔見知りの可能性大だな。みなさんお気付きだろうか?誠大明神ともあろうお方が、学校の名前を紹介し忘れる訳が無い。という事は此処にいる全員が同じ学校であるという事だ。二人が何故?私服なのかは知らんが間違いないだろう。
雫 「えーっと!橘 雫 「たちばな しずく」」
「1ーDで陸上部やってまーす!趣味はカラオケかな?最近アニソンにはまってまーす!」
薫 「同じく1ーDの 神崎 薫 「かんざき かおる」」
「男子バスケ部のマネージャーやってます!趣味はアニメと少女マンガを少々。宜しくお願いします。」
‥‥
‥‥
バスケ部マネージャーだと?誠め!謀ったか?紹介も何も現地に連れてきてるじゃねーか!何がそれとなく断るだ!このたわけが!
恋華 「1ーEの 高嶺 恋華 バスケ部です。」
「誠くんと裕くんとは同中で趣味は運動と音楽鑑賞かなー?宜しくー!」
雪音 「1ーEの 井川 雪音 です。」
「部活はやってなくて‥‥。あっ!中学までは吹奏楽部でした! 趣味は料理とオンラインゲームと漫画かな。宜しくお願いしまーす。」
オレ 「 1ーE 天草 裕貴 帰宅部です。」
「趣味は書物全般とネット麻雀を少々‥‥宜しくッス。」
とりあえず一通りの自己紹介を終えたところだが‥‥気まず過ぎる。誠への制裁は決定したとして、この後はどーなるんだ?
誠 「とりあえずドリンクバーと何か食べ物頼もうか?」
恋華 「そうだね‥‥。ポテトでいぃんじゃない?」
雫 「うん!ポテトとドリンクあればJKは4時間くらい潰せるのですー!」
オレ 「‥‥飲み物とってくるわ!誠くん!手伝ってくれ!」
誠 「オ‥‥オーライ友よ!分かったからそんなに睨まないでくれよ‥‥。」
オレ 「恋華何飲むんだ?井川さんは?」
恋華 「お任せー」
雪音 「紅茶で‥‥。」
誠 「雫と薫はどーする?」
雫 「ウチは炭酸」
薫 「私はお任せで」
誠 「オーライ!ちょっと待っててくれ!」
ドリンクを取りに、席を立った。
オレ 「で?友よ。何か言い残す事はあるか?」
誠 「わ‥‥悪かった。どうしても連れてきてくれって雫に頼まれたんだ‥‥。」
「分かってたら来なかっただろ?」
オレ 「お前‥‥全部知っててやったな?恋華から聞いてだろ?」
誠 「その通りだ!せっかくの機会だし他のクラスの友達とも交流をと‥‥。迷惑だったか?」
オレ「盛大にな!‥‥だがお互い様だからチャラにしといてやるわ!」 「そして今後は2度と騙されないように警戒させて貰う。」
誠 「ハハハ。君らしいな!ありがとう。」
オレは井川さんの紅茶ともちろんイチゴオレ2つを持ち、誠はメロンソーダとウーロン茶とイチゴオレを持って席に戻った。
雫 「うわー!本当だ!」
恋華 「ねっ?言った通りでしょ?」
‥‥女という奴等は恐ろしい。5分もあれば初対面の人間と仲良く慣れるとでもいうのか?こっちを観ながら4人でゲラゲラ笑っていやがる。
着席して話を聞いてみると‥‥お任せ!と言った飲み物が何になるか予想していたらしい。それを恋華が、ドンピシャで当てた事で笑いをとったみたいだ。若干気にいらないがこればかりは仕方ない事だ。飲み物の選択を任せられたからには、そこにイチゴオレが有るのに選択しないなんて有り得ないだろう?世の中にイチゴオレが嫌いな奴がいる訳無いし、他の物を選ぶなんてイチゴオレに失礼てある。すなわち誰でもオレがイチゴオレを持ってくる事は容易に想像出来る筈だ。
こんな幼稚な推理の何がそんなに面白いのか?オレには理解出来ないが盛り上がってるからまぁーいいだろう。‥‥ハァー‥‥スゲー疲れた。




