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書籍化決定!!したらS級美少女の先輩が通い妻になった  作者: アライコウ
第二部 妻になった先輩が迫りまくる夏休み

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57/90

2-2 真天先輩の♥逆バニー♥

 俺と真天先輩は一緒に食堂を出た。彼女はいったん部屋に戻るというので、俺だけ先に遊戯室へと移動した。

 昨日に軽く見たけれど、もう一度何があるか確認しておこう。


 まずはチェスセット。丸テーブルの上に折りたたみの盤が安置されている。だからまだ盤のデザインしかわからないのだが、歴史と伝統のある工芸品という趣で、デパートで売られている量産品とはまったく違う。これもたぶん外国製だよな。


 次にビリヤード台。全面に張られた鮮やかな緑のクロスが美しく、その中央には番号が振られたカラーボールが三角形を成すように並べられている。隣に置かれた長い棒は、キューっていうんだったかな。


 あとはトランプやその他のカードゲーム、ダーツもあって……さらに面白いのはオーディオセット。これで何を再生するのかといえばアナログレコードだ。何十年も昔の音声記録媒体、実物を見たのは初めてだったかもしれない。クラシック音楽やジャズが取り揃えられているようだ。


「今日は一日中、ここで遊べそうだな」


 それより真天先輩はまだかな。特に用意するものなんてないはずだけど……。

 と思っていたら、彼女は陽気な声とともに登場した。


「唯人くん、お待たせしましたっ♪」

「うわあああっ?」


 比喩ではなく腰を抜かし、俺はその場に尻餅を突いてしまった。

 彼女の頭頂部に、ウサギの長い耳が生えていた。これはまだいい。

 その下があまりにも奇妙だった。


 おっぱいが丸出しである。


 正確に言うと……バストトップにハート型の赤いニップレスが貼り付けられている。股間にも前張りとして同じものがあった。


 胴体全体が完全に丸見え、かと思えば両腕両脚はぴっちりとラバー生地で覆われていて……いったいなんだこの衣装は。いやそもそも衣装と言っていいのか?


「どうでしょう……似合います?」


 真天先輩は昨日スリングショット水着を見せた時と同じように、恥じらい半分誘惑半分の表情を向ける。


「それ以前の問題ですっ!」


 元凶であろう、隣でメガネクイッしているメイドさんを見た。


「これも狩谷さんがおすすめしたんですか?」

「ええ、遊戯室ではバニースーツを着てみたいとおっしゃられたので。定番のバニースーツと、逆バニーの二種類を提案させていただきました」

「逆バニー……」


 バニースーツはラノベやアニメでも定番だからよく見るが、これは覆うべき部分と覆わない部分がまるっきり逆転している。だから逆バニーというのか。


「うふふっ♪ 昨日の水着といい、わたしどんどん新しい世界を知っちゃいます」

「知りすぎもよくないと思いますよ……!」

「ねえ、唯人くん……わたしは昨夜約束したとおり、自分からは手出しをしません」


 二の腕でむにんと双乳を挟みこみ、ことさらにその形状と谷間を強調してくる。


「でも、唯人くんが心変わりする分には大歓迎ですから♥」


 からかい好きもここに極まれりだ。真天先輩はとことん俺の、高校生男子の忍耐力を試すつもりらしい……。


「さ、まずは何で遊びましょうか?」

「……じゃ、じゃあ最初はチェスにしようかな。真天先輩はどれくらい知ってますか?」

「子供の頃から母に教わっていました。唯人くんも?」

「俺は父親にルールを教わったくらいで。だからすごく弱いと思いますけど」


 丸テーブルの前に座ってチェス盤を開き、収納されていた艶のある駒を並べていく。俺が白で、真天先輩が黒。

 その間も彼女のLカップがふわふわと揺れている。俺はなるべくそこから意識を逸らした。


「これ、いいチェスセットですね」

「ポーランドからの輸入品だそうです。職人の手作りなんだとか」

「お母さんがチェス、趣味なんですか?」

「大学時代はチェスサークルに入っていたらしいです。いかにも知的な遊戯って感じが好きなんだとか」

「チェスって異世界ファンタジーにもたまに登場しますよね。だからちゃんと覚えておこうかな……」

「いいですね! じゃあ唯人くんのおうちにもチェスセットを置きましょうよ」

「うん、あんまり高いのは躊躇しますけど」


 駒を初期配置に並び終えた。


「音楽も流したいですね。狩谷さん、何かクラシックでも」

「かしこまりました。ショパンにいたしましょうか」


 天井のスピーカーから優雅なピアノ曲が流れてきた。目の前のおっぱい丸出しバニーとのギャップがすごい……。

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