表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
書籍化決定!!したらS級美少女の先輩が通い妻になった  作者: アライコウ
第二部 妻になった先輩が迫りまくる夏休み

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

56/90

2-1 真天先輩のエッチな寝言

「んむっ……」


 まぶたの裏に差し込む光で目が覚めた。


「あ、さ――」


 目を開けると同時に、いつもの自宅のベッドよりも心地よさを覚える。全身にかかる羽毛布団は輪をかけて気持ちいい。


 そうだ、俺は聖川家の別荘の、超高級のキングサイズベッドで就寝したのだった。

 昨夜はベッドに入ってからも真天先輩とおしゃべりしていたが、あまりにも快適だったものですぐに睡魔に襲われて――


「んんっ……」


 くぐもった声が聞こえた。

 そして俺の手の平に、何か尋常でない柔らかさを感じ――


「あんっ……唯人くん……♥」


 俺の手は、真天先輩のバスローブを大きく盛り上げるバストを揉みしだいていた。


「うわわっ?」


 背中に冷や汗を感じながら慌てて飛び起きた。

 真天先輩はまだ目覚めていないようで、目をつぶったまま身をよじらせる。


「むにゃ……やん……わたし、襲われちゃう……♥」


 どういう寝言だ。

 ともあれ一気に眠気が吹き飛んだ俺は、洗面所で顔を洗って歯を磨いた。


 バスローブを脱ぎ部屋着に着替えたところで、真天先輩も起床してきた。


「おはようございます、唯人くん」

「おはようございます、真天先輩」


 真天先輩はうっとりした顔を向けてきた。


「わたし、さっきまでとってもいい夢を見てたんですよ。どんなだったか、教えてあげましょうか?」

「い、いいです。心の中にしまっておいてください。俺は先に出てますんで」


 一足早く一階の食堂に向かう。

 キッチンで物音がしたので覗いてみると、狩谷さんが朝食の用意をしてくれていた。


「狩谷さん、おはようございます」

「おはようございます、我和様。ゆうべはおたのしみでしたね」


 どっかで目にしたような台詞だ。


「別に何も楽しんでいないですから……」

「なんと、お嬢様に手を出さなかったのですか?」

「そこまで驚くことじゃないでしょ。……これ、返しておきます。もう使わないと思うので」


 昨日受け取った避妊具を狩谷さんに渡す。


「本当にお嬢様を抱かれなかったのですね。この狩谷、我和様の我慢強さを見誤っていたようでございます」

「どういたしまして」


 ややあって、真天先輩も下りて来た。


「おはようございます、お嬢様」

「おはよう、狩谷さん。朝食は何でしょうか?」

「サンドイッチセットでございます。すぐにお出ししますので、お席でお待ちください」


 言われたとおりに待っていると、ハムエッグ、BLT、ロースカツと三種のサンドイッチが綺麗な皿でお出しされた。

 そして飲み物は紅茶だ。……何だかものすごく高級そうなティーセットである。


「も、もしかしてこれ……エルメスってやつですか?」

「さようでございます。これも我和様の取材になるかと思いまして」

「わ、割らないように気をつけないと……!」


 ちょっと緊張しながらの朝食が始まった。


「んっ……美味い……!」


 サンドイッチセットは具材はもちろん、パンが抜群にいい。厳選された国産小麦とかそういうやつに違いなかった。


 次にいよいよ……と身構えるのもどうかと思うが、紅茶を飲む。

 優美なデザインのカップにそっと口づける。妙に艶めかしい感触が唇に……これがエルメスの味か……変なこと考えてるな俺。


「おおっ……これも美味い」

「ダージリンでございます。我和様は普段紅茶は?」

「コーヒーはよく飲むけど、紅茶はあんまりなんですよね。でもこれからはいろいろ試してみようかな」

「わたしもそれがいいと思ってました。紅茶も飲み比べると楽しいですよ」


 朝食は和やかなままに進み、午前の活力がいい感じに得られた。


「唯人くん、今日はどうしたいですか?」


 紅茶のおかわりを飲みながら真天先輩が聞いてくる。


「どうしようかな……この近くに何か施設があったりしますか?」

「動物園と、地元ゆかりの小説家の記念館がございます。ただ、動物園は今日休園日ですね」


 と、狩谷さん。

 動物園なんて子供の頃以来だし、小説家の記念館とあらば新人作家の俺にとっては見逃せない。


「じゃあ外に出かけるのは明日にするとして……今日はずっと別荘の中で遊んでようかな? 遊戯室がありますよね」

「わかりました! わたしがたくさんの遊びを教えてあげますね。ふふふ」


 また妖しい笑みを浮かべる真天先輩であった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ