表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者志望の俺が、ラスボス役になっちゃった  作者:


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
6/24

第六話 戦火飛び散るゲーム世界

アージェンタムがすぐにデストピアのあちこちから兵士を連れてくる。


「魔王様、こちらへ」


アージェンタムは俺を城一番下にあるシェルターへと案内した。


「魔王様、こちらでお待ちください」

「お、おい。アージェンタム」

「必ず勝ってみせますので、ご安心を」


そう台詞を吐いてシェルターを締め、アージェンタムは戦いへと歩んでいった。


このシェルターの中はとても寂しい空間だった。当たり前だか誰もいない、静かすぎて電気の通っている音さえもよく聞こえてくる。


より一層、ミスカンドラの気持ちがわかったような気がした。それは嬉しかった。この世界で俺とミスカンドラしかわからない感覚、まるで二人だけの秘密みたいだ。


「バンッッ」


衝撃音と共に城の外から大きな声が聞こえてきた。

きっと戦が始まったのだろう。


外は一体どうなっているのだろうか。戦いとはどういう感じなのだろうか。本当に銃や剣を持って戦っているのだろうか。


やっぱりゲームや漫画好きの生粋の男児故、どうしても戦いには興味が出てきてしまう。


このままシェルターにいてもつまらない。いっそのこと外に行って俺も戦いに参加してみたい。


そう思ったら最後、俺はシェルターから出るための方法を考えた。


アージェンタムはこのシェルターの鍵を閉めていったのでここに鍵はない。それに窓一つない閉鎖空間なので窓から脱出なども出来ない。


どうしよう。困ったなー。


叩いたりして開いたりして、そんなわけ無いか。

そう思いながら軽く扉を叩くと、その瞬間大きな音を立てて扉は粉々に粉砕された。


「え……」


確かに俺はラスボスの魔王だ。だけどこんなにも力が強いなんて……。自分で自分が怖くなるとはこういうことなのか。


情けなく壊れている扉を少し見つめたあと、外に行くために足を進めた。


しかし、こんなだだっ広い城内をまだすべて把握しているわけでもなく、どこに行ったら外に出られるのかわからずにいた。


こっちに行っても違う。こっちも違う。迷っている間に外は徐々に活気が減っていっている気がする。

早く行かないと戦いが終わってしまう。


すると、遠くから声が聞こえた。


「誰か、今外では何が起こっているの?」

この声、ミスカンドラだ。


俺はすぐさま声の方向に向かった。


「大丈夫か?」

「あっあなた。城の主人であるものがなんでこんなところに?」

「細かいことはいいから。それより万が一デストピアが負けたらここも危ない。どこかへ逃げよう」


俺はミスカンドラの手を取って外へと向かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ