1557_泣かなさそうな人の涙は誠実に見える #感情 #性格
「最後は狂信的ヒンズー教徒に暗殺されてしまったインドの政治指導者マハトマ・ガンディーは『すべての人の目から、あらゆる涙を拭い去ることが私の願いである』と言ってます。盛大な願いですね」
「やっほー、知識はいいものだ。世界一の美女サクラです! 今回は『泣かなさそうな人の涙は誠実に見える』です。よろしくね」
「読者様はよく泣く人ですか? それとも全然涙を流さない人ですか?」
「世間にはよく泣く人もいれば、まったくと言っていいほど泣かない人もいます」
「では、涙を流している人を見たら、どう感じますか?」
「困っているのかな? 怪我をしたのかな? 悲しいのかな? 深い事情があるのかな? なんて考えて、手を差し伸べたくなります」
「そんな涙ですが、どうやら泣いている人によって印象が大きく異なるみたいです」
「今回は涙を流している人の印象についてのお話です」
「参考文献はポーランドのウッチ大学の研究となります」
「研究者は涙の印象について調べるため、予備研究と二つの実験を行いました」
「まず最初に、41ヶ国7007人を対象に、涙が与える影響を調査しました。国や状況、性別によって涙を流している人の印象が変化するのか調べました」
「次に、4ヶ国(カナダ、ノルウェー、ポーランド、南アフリカ)の1893人を対象に、より詳細な実験を行いました」
「参加者に写真を見せて評価してもらいます。涙の有無、顔の印象、状況が異なります」
「涙の有無では、写真を加工して、涙を流している写真と流していない写真を用意しました」
「顔の印象では、温かみのある顔に加工したり、冷たい印象になるように加工しました」
「状況では、写真の人物のいいエピソードもしくは悪いエピソードを説明しました」
「二つ目の実験では、イギリスの1595人を対象に行なわれました。一つ目の実験の結果を検証し、より現実的な内容で実験を行いしました」
「そして、データを分析して、涙を流している人の印象を調べたのです」
「さて読者様、涙からどんな結果が得られたのでしょうか?」
「一般的に優しそうな人や女性が涙を流していると、誠実だと思われる傾向があります。世間のイメージ通りの結果が得られた出のでしょうか?」
「涙が流れるシーンは様々です。ストレスの限界、感受性が限界突破している、涙活、リフレッシュなど」
「涙を流している人を見ると、大きなストレスを抱え込んでいると思うのでしょうか? ストレスの許容量を超え、限界を超えてしまったと思われてしまうのでしょうか?」
「それとも、単に感受性が豊かだと思われるのでしょうか? 涙脆いとしか思われない可能性があります」
「もしくは、何も思わないのでしょうか? ただ泣いているだけ、なんて無味乾燥な感想だったのでしょうか?」
「はたして、涙にはどんなイメージがあったのでしょうか?」
「予備研究と二つの実験を行って、涙に関するイメージを調査した結果、涙はーー」
「泣かなさそうな人が泣いていると、より誠実だと思われました!」
「というのも、顔の印象が冷たい人ほど、涙を流していると誠実だと思われていたのです」
「つまり、冷淡に見える人、怖そうな人、感情が見えない人などが涙を流していると、より誠実だと思われるのでした。「この人絶対泣かないだろ」と思われている人の涙は誠実に見えるのです」
「逆に、顔の印象が温かい人が涙を流していると、誠実さの評価が下がりました」
「性別でも違いがありまして、男性の涙は誠実さを高めましたが、女性の涙は誠実さを下げました」
「このような結果になった理由ですが、温かい人や女性は涙を普段から流しているというイメージがあります。そのため泣いていても些細な理由に違いないと思われます。結果として、信頼性を失い、誠実さを評価されなくなるのです」
「反対に、泣かなさそうと思われている人が泣くと、「よほど深刻な理由があるに違いない」と勝手に解釈され、誠実な印象を与えるみたいです」
「読者様は普段から泣きますか?」
「泣きそうなイメージがついているのなら、涙を流すことで印象が下がる可能性があります。気を付けましょう」
「反対に、普段は全然泣かなさそうなイメージがあるようでしたら、涙を流すといいかもしれません。印象がよくなる可能性があります」
「ただし、下心が見えていると涙も逆効果になります」
「海外では嘘泣きのことを「ワニの涙」なんて言います。ワニは獲物を捕食する際、嘘泣きをするという伝説があります。そのため、ワニの涙が嘘泣きとして使われているのです」
「他者をコントロールするための涙や同情を引くための涙が透けていると、どう足掻いても誠実には見えなくなります。不誠実の烙印を押されます」
「またTPOも重要です。適切な状況での涙でないと効果はありません。不適切な状況での涙は、無能だと思われます」
「そして、見ている側の性格も影響します。観察者の性格でダークトライアドが高いと他人の涙を不誠実だと見なす傾向が強まります。特にサイコパシーとマキャベリストは涙を誠実だと捉えません」
「ですので、涙を流す際は相手も見なければなりません。サイコパスやマキャベリストの前で泣いてしまうと、評価が下がることになります」
「涙のコントロールは非常に難しいです。なので、気を付けてどうにかなる問題ではないと思いますが、どうにかして気を付けましょう」
「ということで今回のまとめです」
「研究者は涙を流している人の印象について調査をしたよ。予備研究と二つの実験で調べたよ」
「すると、泣かなさそうな人の涙は誠実さを高めたよ」
「冷たい印象の人が泣いていると、より誠実だと思われるよ」
「反対に普段から泣いてもおかしくないとも思われている人が泣くと、誠実さの評価が下がるっぽいよ。それに状況や見ている人の性格でも影響は異なるよ」
「涙は女の武器なんて言われているけど、使い方次第だね」
「なお、涙が誠実さの評価に与える影響は非常に小さいです。泣かなさそうな人の涙を見たからと言って、「この人はめっちゃ誠実だ」とはなりません。「誠実なのかもなー」くらいの影響です」
「涙を効果的に利用するのは難しいでしょう」
「読者様は泣いていますか?」
「最近では涙活という言葉があるように、涙を流すとストレス解消やリラックス効果があると言われています。感動の映画や涙活イベントに参加してみてもいいかもしれませんね」
「今回は『泣かなさそうな人の涙は誠実に見える』でした。私は知識が大好きです」
「ありがとうございました。次は『昼寝で難しい問題に対処できるかも』です! バイバイ」




